JR九州が実施する「九州駅弁グランプリin佐賀・長崎」は、同社が2021(令和3)年10月1日(金)〜2022(令和4)年3月31日(木)に実施する観光キャンペーン「Nao!西九州へGo!」の一環で、2021(令和3)年10月1日(金)〜2022(令和4)1月31日(月)に事業者が募集要項により商品をエントリー、事務局による審査と選考を行うものです。対象の駅弁はありません。また、エントリーする商品は実際に駅で販売する弁当でなくてもよいとされました。
内容は、半年前に熊本県と鹿児島県の駅弁を対象に、過去の「九州駅弁グランプリ」を縮小したような形で実施された駅弁キャンペーン「熊本・鹿児島 九州新幹線駅弁シリーズ2021」よりも、さらに大きく簡略化されました。もはや駅弁キャンペーンでなく、新作公募事業か何かに見えます。
JR九州は2022(令和4)年6月10日(金)に結果を発表したようです。しかし同社のニュースリリースに掲載されず、報道もされませんでした。
同日付で更新された、佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン実行委員会公式サイトによると、キャンペーンの名称を「駅弁・スイーツグランプリin西九州」に改めたうえ、駅弁部門のグランプリに長崎駅の「坂本屋角煮めし」、佐賀県賞に武雄市の「武雄ジビエ猪キーマ&コリコリ大豆のスパイスカレー」、長崎県賞に長崎駅の「ながさき鯨カツ弁当」を選定したようです。スイーツ部門も同様に3賞品を選定。
2020年4月から駅での販売がなかった、長崎駅の「坂本屋角煮めし」と「ながさき鯨カツ弁当」は、2022年4月から長崎駅のコンビニで販売が再開されました。また、2022(令和4)年9月23日(金祝)の西九州新幹線の開業日には、武雄温泉駅でリニューアル開店した土産物店で、「武雄ジビエ猪キーマ&コリコリ大豆のスパイスカレー」(1,080円)の販売を確認できました。
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