名古屋駅から快速列車「みえ」で約1時間半。伊勢市は三重県の東部で伊勢湾に面した、人口約12万人の門前町(鳥居前町)。伊勢神宮に昔も今も年に数百万人の観光客や参拝客が訪れる神の町。駅弁は1897(明治30)年の開業時からの調製元が営業したが、1980年代に撤退か。1897(明治30)年11月11日開業、三重県伊勢市吹上一丁目。
1963(昭和38)年5月18日の調製と思われる、昔の伊勢市駅弁の掛紙。この3色は昭和時代の北海道や本州の駅弁掛紙で、時々見られると思うため、何か定型的なものがあったのだろうか。
1930年代のものと思われる、昔の山田駅、現在の伊勢市駅の駅弁の掛紙。山田駅は伊勢神宮の玄関口として、当時は大変に重要な駅であり、駅の開業とともに駅弁屋が進出した。掛紙に描く風景は当然に、伊勢神宮の神宮林でないかと思う。
おそらく1930年代のものと思われる、昔の山田駅、現在の伊勢市駅の駅弁の掛紙。伊勢神宮と宇治橋と、鶏と短歌を描くものか。平和な絵柄とともにある「みいくさの」に始まる1首は、大戦と結び付くものかどうか。
おそらく1920年代、大正時代末期か昭和時代初期のものと思われる、昔の山田駅、現在の伊勢市駅の駅弁の掛紙。名刺サイズほどの大きさしかない、とても小さな紙片に、商品名と価格と調製元と注意書きを記す。