東京駅から北陸新幹線で約3時間。小松市は石川県の南部で日本海に面する、人口約10万人の工業都市。同じ名前を持つ世界的な建設機械メーカーの企業城下町であり、駅前では巨大な建機が展示される。小松駅に駅弁屋はいないが、駅の売店で近隣の駅弁が売られたり、地元の弁当が入荷することがある。1897(明治30)年9月20日開業、石川県小松市土居原町。
小松の駅と空港で売られる土産品。酢飯にサバとサケとエビとタイを合わせた、棒状というよりはむしろ筒状の棒寿司を、ラップで巻き、竹皮で包み、透明な袋に入れ、ボール紙の箱に収め、掛紙を巻く。中身は掛紙の写真のとおり、具の境界によらずカットされる。具も酢飯も輝き、身は薄いのに味と香りが適度に乗り、掛紙の厚さも含めて、とてもしっかりした製品だと感じた。調製元は小松市街で戦前昭和に創業した寿司屋。
金沢の市中の土産物系お弁当か。紙箱の中に和紙風ビニール袋で密封したトレーが入り、そこに北陸系の詰まった酢飯が正方形で具が小さい笹包みの押寿司が6個入る。冷蔵して食べることを勧めるしおり付き。どこかの駅弁で、これとほとんど同じデザインのパッケージを見たような気がする。