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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 山都(やまと)駅 JR-East Yamato Station
2023(令和5)年12月訪問 GoogleMap「山都駅」

駅名標 駅舎 駅構内

新潟から観光列車「SLばんえつ物語」で約3時間。山都町は福島県の最北西部に位置する、人口約4千人の蕎麦の町であったが、いわゆる平成の大合併に伴い2006年に喜多方市へ吸収された。駅弁はないが、1999年から2010年まで、SL列車の運転日に限り、ホーム上で「山都そばSL弁当」その他惣菜や土産物が台売りされた。1910(明治43)年12月15日開業、福島県喜多方市山都町字西原。

【終売】山都そばSL弁当(700円)Yamato Soba SL Bento (end of sales)
2002年5月25日に山都駅のホーム上の台売りで購入 May 25, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

会議用の仕出し弁当の容器のような赤黒いビニール系の容器に掛紙を糊付けする。容器の御飯を詰める部分に、太さがまちまちで手作り感が満点な、地元名産のそばをもりで入れ、おかずの部分にはポリ容器入りのそばつゆ、付合せの部分にはネギと山菜の薬味。

そばは何も付けずにそのまま食べたほうが美味いと感じた。公式な駅弁になったり、それを目指すという話を聞かないが、1999(平成11)年の観光SL列車「SLばんえつ物語」の登場で、日出谷駅の駅弁「とりめし」とともにクローズアップされ、SLの旅を彩る存在となった。SL列車の運転日のみ、山都駅のホーム上で限定販売。

この弁当は2010(平成22)年限りで終売の模様。2012(平成24)年4月に「SLばんえつ物語」に乗車し再訪したら、過去に山都駅のホーム上で賑やかだった物品販売そのものが消えていた。調製元の山都町振興公社は、2010年7月1日に喜多方市の4公社の合併で「喜多方市ふるさと振興株式会社」となった。

※2012年4月補訂:終売を追記
販売駅
磐越西線 山都(やまと)駅 1910(明治43)年12月15日開業 福島県喜多方市山都町字西原
調製元
株式会社 山都町振興公社 福島県耶麻郡山都町沢田3077−1 0241(38)3000