札幌駅から特急列車かその乗り継ぎで約2時間。和寒町(わっさむちょう)は北海道上川地方の中部に位置する、人口約3千人の開拓地。冬の寒さ、カボチャやキャベツ、スキーやクロスカントリーなどで知られる。駅弁は1926(大正15)年または1927(昭和2)年から1983(昭和58)年頃まで売られ、当時の調製元が今も駅前で食堂を営む。1899(明治32)年11月15日開業、北海道上川郡和寒町北町。
1960(昭和35)年6月22日の調製と思われる、昔の和寒駅弁の掛紙。歌舞伎の隈取(くまどり)にひょうたんを描く。名所案内もないため、どこの駅でも使えそう。加えて御飯の折のものか、法話のような記載がある紙片が付いてきた。
1950年代、昭和30年代のものと思われる、昔の和寒駅弁の掛紙。中身は当時に全国各地で普通の駅弁であった、助六寿司ではないかと思う。