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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

阪神百貨店駅弁大会について Outline of Ekiben Festival at Hanshin Department Store

阪神百貨店の駅弁大会は、大阪府大阪市の阪神百貨店で「全国有名駅弁とうまいもんまつり」の名称で、毎年1〜2月頃に約1週間の会期で開催される催事です。

全国各地の駅弁の輸送販売や実演販売が実施され、販売される駅弁の種類は京王百貨店の駅弁大会を上回る約300種に達します。京王百貨店と阪神百貨店は提携関係にあるうえ、もともと食に強く地下の食品売り場が特に人気の百貨店ですので、歴史は浅いものの全国屈指の駅弁大会であると言えます。

なお、当館の談話室(掲示板)内「過去の投稿」で、当時の状況を読むことができます。

2001(平成13)年In 2001

阪神百貨店駅弁大会の第1回は、21世紀に入ってから、おそらく提携関係にある京王百貨店からノウハウを得たうえで開催されました。地元では「食の阪神」として食料品には特に強いデパートとして親しまれていたこともあるためか、成功を収めて翌年以降の継続につながったようです。現時点で資料を捜索中です。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2002(平成14)年1月30日(水)〜2月5日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 30 - Feb. 5, 2002

阪神百貨店駅弁大会の第2回は、日本鉄道構内営業中央会と全日空とエアーニッポンの後援を得て、新聞広告記載内容で「全国55駅から、集めに集めた140種類」という全国最大級の規模で催事を敢行しました。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2003(平成15)年1月23日(木)〜29日(水)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 23 - 29, 2003

この年には上記の日程で駅弁大会が開催されましたが、現時点で資料を捜索中です。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2004(平成16)年1月22日(木)〜28日(水)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 22 - 28, 2004

チラシ記載内容で「全国から250種類以上」、現地調査で247種類の駅弁を輸送や実演で販売しました。人気No.1として北海道・函館本線森駅「いかめし」(470円)、No.2として福井県・北陸本線福井駅「越前かにめし」(1,000円)、No.3として兵庫県・山陰本線和田山駅「地釜炊き釜めし」(900円)、県外初登場として高知県・土讃線高知駅「かつおのたたき弁当」(1,050円)をそれぞれ実演販売。

京王百貨店との共同企画としてプロ野球阪神タイガースのロゴマークを印刷した「虎党弁当」(1,100円)も販売、全国有名窯元駅弁は8種類(草津、名古屋、岡山、旭川、フジ、加賀温泉、西明石、豊橋)を、汽車土瓶も5種(上諏訪、小淵沢、大月、全国各地、阪神タイガース)を揃えて販売されました。24,25の各日には、駅弁に関する著書を持つ経済評論家である西村晃氏による駅弁トークショウも実施。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2005(平成17)年1月27日(木)〜2月2日(水)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 27 - Feb. 2, 2005

チラシ記載内容で「47都道府県から、260種類以上」、現地調査で288種類の駅弁と空弁を輸送や実演で販売しました。目玉は茨城県・水郡線常陸大子駅「奥久慈しゃも弁当」(950円)や山梨県・中央本線小淵沢駅「元気甲斐」(1,300円)の実演販売。

函館本線小樽駅「海の輝き」(1,260円)、岩手県・山田線宮古駅「いちご弁当」(1,200円)、山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,000円)、兵庫県・山陰本線和田山駅「地釜炊き釜めし」(900円)もチラシで大きく推しています。約30種の空弁も用意。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2006(平成18)年1月26日(木)〜2月1日(水)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 26 - Feb. 1, 2006

チラシ記載内容で「47都道府県から、250種類」と「空港弁当も28種類」、現地調査で270種類(うち空弁30種類)の駅弁と空弁を輸送や実演で販売しました。目玉は鹿児島県・九州新幹線出水駅「かごんま黒ぶた弁当」(1,050円)、富山県・氷見線氷見駅「ぶりかまめし」(950円)、福岡県・鹿児島本線小倉駅の新作駅弁「関門紀行ふくめし」(1,200円)など。

山梨県・中央本線小淵沢駅の新作駅弁「甲州かつサンド」(550円)が会場で2時間半待ちの人気を集め、後に現地でも注文製造駅弁として主力商品に成長します。会場では「カップ酒甲子園」として、全都道府県47種類の日本酒や焼酎や泡盛が揃っていました。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2007(平成19)年1月24日(水)〜30日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 24 - 30, 2007

チラシ記載内容で「47都道府県から260種類」と「空港弁当も30種類」、現地調査で駅弁265種類と空弁30種類を輸送や実演で販売しました。目玉は静岡県・身延線富士宮駅「極富士宮やきそば弁当」(900円)、新潟県・新熱本線新潟駅「えび千両ちらし」(1,200円)、北海道・根室本線富良野駅「とんとろ丼」(980円)、福井県・北陸本線福井駅「越前ちゅんちゅんかにめし」(1,500円)あたり。

また、人気No.1として北海道・函館本線森駅「いかめし」(470円)、No.2として山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」(550円)、No.3として山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,000円)が紹介されています。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2008(平成20)年1月23日(水)〜29日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 23 - 29, 2008

チラシ記載内容で「47都道府県から、260種類以上」、現地調査で駅弁262種類と空弁21種類を輸送や実演で販売しました。目玉は岩手県・山田線宮古駅「磯の鮑の片想い」(2,100円)、広島県・山陽本線広島駅「活あなごめし」(1,260円)、熊本県・九州新幹線新八代駅「鮎屋三代」(1,050円)、愛知県・東海道本線名古屋駅「元祖みそかつ弁当デラックス」(1,200円)あたり。

また、人気No.1として北海道・函館本線森駅「いかめし」(470円)、No.2として山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」(550円)、No.3として山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,000円)、No.4として岐阜県・高山本線高山駅「飛騨牛しぐれ寿司」(1,050円)、No.5として福井県・北陸本線福井駅「越前ちゅんちゅんかにめし」(1,500円)が紹介されています。カップ酒は全47都道府県のセット販売(10,500円)も実施。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2009(平成21)年1月21日(水)〜27日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 21 - 27, 2009

チラシ記載内容で「47都道府県から、約260種類」、現地調査で282種類の駅弁や空弁を輸送や実演で販売しました。目玉は佐賀県・佐世保線有田駅「有田焼カレー」(1,500円)で、会期中に約1.2万個を販売。豚肉三つ巴対決として、山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」(550円)と千葉県・内房線木更津駅「バーベキュー弁当」(730円)と広島県・山陽本線広島駅「幻霜ポークカツレツ弁当」(1,100円)も実演販売。

また、人気No.1として北海道・函館本線森駅「いかめし」(470円)、No.2として前述の山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」(550円)、No.3として山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,000円)、No.4として岐阜県・高山本線高山駅「飛騨牛しぐれ寿司」(1,050円)、No.5として鹿児島県・九州新幹線出水駅「鹿児島黒豚炙り弁当」(1,100円)が紹介されています。0系引退と700系登場にちなむ新幹線弁当3種類、レディス駅弁3種類、甲子園リニューアル記念の阪神選手弁当5種類などの特集もあり。カップ酒のセット販売も健在。

全国有名駅弁とうまいもんまつり2010(平成22)年1月20日(水)〜26日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 20 - 26, 2010

チラシ記載内容で約260種類、現地調査で307種類の駅弁や空弁やバス弁を輸送や実演で販売しました。目玉は阪神タイガース創立75周年で兵庫県・山陽本線姫路駅「姫路おでんトライスバーガー弁当」(750円)や兵庫県・山陽新幹線新神戸駅「タイガース勝めし」(1,000円)や甲子園球場の「金本兄貴のスタミナハラミ丼」(1,000円)を実演販売。

また、人気No.1として北海道・函館本線森駅「いかめし」(470円)、No.2として佐賀県・佐世保線有田駅「有田焼カレー」(1,500円)、No.3として山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」(550円)、No.4として山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,000円)、No.5として愛知県・東海道本線豊橋駅「稲荷寿し」(480円)が紹介されています。ご当地グルメとして秋田と富士宮、NHK大河ドラマ関連として高知と長崎と出水、NHK朝の連続ドラマ関連として鳥取の駅弁も販売。関西では珍しく、群馬県・信越本線横川駅「峠の釜めし」(900円)の輸送販売が実施されました。

阪神の全国有名駅弁とうまいもんまつり2011(平成23)年1月26日(水)〜2月1日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 26 - Feb. 1, 2011

現地調査で297種類以上の駅弁や空弁やバス弁を、輸送や実演で販売していました。今回は双葉社のマンガ雑誌「漫画アクション」で連載中の「駅弁ひとり旅」と強力タッグ。会場内に作品や著者紹介などのパネル展や実物の立ち読みや購入ができる「ミニギャラリー」を開設したり、チラシや会場内サイン類にイラストや案内を多用したり、同じくこの作品とタイアップした鹿児島県・九州新幹線鹿児島中央駅「鹿児島よくばり弁当」(1,100円)の実演販売を実施しました。

もうひとつの目玉として、阪神電車にもし駅弁があったらという仮定のもと、「阪神沿線ぼっかけ弁当」(1,000円)を会場限定、会期限定で実演販売しました。また、前年12月の東北新幹線新青森開業やこの年の3月の九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業に合わせて登場した新幹線車両デザインの駅弁がミニ特集され、客を集めていました。

阪神の全国有名駅弁とうまいもんまつり2012(平成24)年1月25日(水)〜31日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 25 - 31, 2012

チラシ記載内容で約260種類以上、現地調査で310種類以上の駅弁や空弁やバス弁を、輸送や実演で販売していました。今回も「駅弁ひとり旅」とタイアップし会場内にこの作品のミニギャラリーを設けたほか、前年3月の東日本大震災の発生により、東北6県の駅弁を取り上げた回のパネルの展示や、その地域の観光パンフレットの配布などが実施されていました。「うまいもの」側でも東北地方の商品やその宣伝が目立ったり、初日の三陸鉄道女性社員のグッズ販売がメディアで話題になりました。

実演販売の駅弁も、普段の宮城県・東北本線仙台駅「特撰牛たん弁当」(1,100円)や山形県・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」(1,100円)に加えて、青森県・東北新幹線八戸駅「熟成平目のぽん酢寿司」(1,200円)、福島県・東北本線郡山駅「幸福の黄色い豚めし」(980円)、岩手県・東北本線盛岡駅の「ウニめし」(1,000円)や「鮭はらこめし」(1,000円)、岩手県・東北新幹線いわて沼宮内駅前「岩手短角牛弁当やわらか煮」(1,280円)と、東北地方の駅弁も多く見られました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2013(平成25)年1月23日(水)〜29日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 23 - 29, 2013

公式発表で「260種類以上」、現地調査で302種類以上の駅弁や空弁やバス弁を、輸送や実演で販売していました。今回は「老舗の若社長が野心作を持って参上!」として、鹿児島県・九州新幹線出水駅「松栄軒の牛鶏豚」(1,100円)、北海道・函館本線小樽駅「海の交響曲」(1,260円)、青森県・東北新幹線八戸駅「焼きホタテとうにの磯ひつまぶし」(1,300円)、山梨県・中央本線小淵沢駅「山賊のバーベキュー弁当」(1,200円)を実演販売。

また、伊勢と出雲の遷宮を記念し、三重県・近畿日本鉄道宇治山田駅「お伊勢参りむすび弁当」(750円)と、島根県・山陰本線松江駅「出雲大社おそなえ三福かにさばしじみのもぐり寿司」(1,050円)も売られました。公式サイトには講談師の旭堂南陽氏の映像を掲載、初日には同氏の駅弁講談ライブが開催されました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2014(平成26)年1月22日(水)〜28日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 22 - 28, 2014

公式発表で「約260種類」、現地調査で297種類以上の駅弁や空弁やバス弁を、輸送や実演で販売していました。今回は世界文化遺産指定の富士山ライバル対決として、山梨県・中央本線小淵沢駅「まるごと甲州かつサンド」(900円)と、静岡県・東海道新幹線新富士駅「富士山溶岩焼弁当」(1,050円)を販売。両県のゆるキャラが初日の会場に来たそうです。富士見駅の駅そばも実演販売。

また、JR九州の駅弁キャンペーン「第9回九州駅弁グランプリ」のベスト3である、佐賀県・佐世保線武雄温泉駅「佐賀牛すき焼き弁当」(1,260円)、福岡県・九州新幹線博多駅「やりいか重箱仕立て」(950円)、佐賀県・佐世保線有田駅「有田焼カレー」(1,500円)を販売。老舗弁当店が作る新作弁当として、滋賀県・東海道本線米原駅「近江三昧」(1,200円)と青森県・東北新幹線八戸駅「ウニのしゃぶしゃぶとアワビ弁当」(1,300円)を販売。旭川駅弁や武雄温泉駅弁の実演販売などに大行列ができる、賑やかな駅弁大会でした。

2015年も出店する駅(駅弁業者)の、2014年の実演販売のベスト10(2014年上位の駅弁で2015年に出店しない駅弁は除外)は、次のとおり発表されました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2015(平成27)年1月21日(水)〜27日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 21 - 27, 2015

公式発表で「約260種類」、現地調査で323種類以上の駅弁や空弁やバス弁を、輸送や実演で販売していました。今回は東北から「“復幸”の駅弁&復刻駅弁」として、新商品である青森県・東北新幹線八戸駅「復幸炙りかきとうにめし」(1,300円)と、前年に復刻された秋田県・奥羽本線大館駅「鶏樽めし」(1,100円)を実演販売。

また、同年3月予定の北陸新幹線開業を記念して、富山県・北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅「海の幸たっぷりうま煮弁当」(1,200円)、富山県・北陸本線富山駅「ぶりかまめし」(1,100円)、石川県・北陸本線金沢駅「金沢三昧」(1,200円)を実演販売しました。岩手県・三陸鉄道久慈駅「うに弁当」(1,470円)や、佐賀県・佐世保線武雄温泉駅「佐賀牛すき焼き弁当」(1,300円)も人気でした。「うまいもん」では、ご当地インスタントラーメン約150種が勢ぞろい。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2016(平成28)年1月20日(水)〜26日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 20 - 26, 2016

公式発表で「約260種類」、現地調査で261種類以上の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売していました。今回は駅弁女子のイラストレーターである、なかだえり氏のイラストが、チラシや会場や駅弁のパッケージを飾りました。広島県・山陽本線福山駅「「瀬戸の恵み」かき弁当」(1,280円)、佐賀県・佐世保線武雄温泉駅「佐賀牛赤身ステーキ&すき焼き弁当」(1,890円)、福岡県・九州新幹線博多駅「上等いか三昧」(1,200円)が推しの駅弁。ご本人も当日の会場に現れたそうです。

他には、北海道・函館本線旭川駅「大雪宝弁当」(1,680円)、富山県・北陸新幹線富山駅「ぷりかまめし」(1,100円)、富山県・富山空港「サーモンとイクラ花寿し」(1,400円)、広島県・山陽本線宮島口駅「「うえの」あなごめし」(1,728円)などの実演販売が、会場で人気を集めていました。

2017年も出店する駅(駅弁業者)の、2016年の実演販売のベスト10(2016年上位の駅弁で2017年に出店しない駅弁は除外)は、次のとおり発表されました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2017(平成29)年1月25日(水)〜31日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 25 - 31, 2017

公式発表で「約260種類」、現地調査で287種類以上の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売していました。今回は駅弁の女王である旅のジャーナリストの、小林しのぶ氏の名前や写真や推薦文が、チラシや会場を飾りました。

広島県・山陽本線宮島口駅「あなごめし」(1,944円)、広島県・山陽本線福山駅「瀬戸の恵みかき三重奏」(1,480円)、島根県・山陰本線松江駅「のどぐろ寿司」(1,380円)、鳥取県・山陰本線鳥取駅「焼きがにべんとう鳥取のかに小屋」(1,600円)、兵庫県・山陰本線和田山駅「和田山の福来釜めし」(1,030円)を推薦。

会場では宮島口駅、有田駅、一ノ関駅、豊橋駅の駅弁などが人気でした。また、多くの実演ブースで、主要なおかずのみを750円で販売、場内に設けた「立飲み立食いイートスタンド」前では400円の酒類を販売、15時から輸送駅弁付近で売る「バルチケット」1,000円で、それらをひとつずつをもらえるようになっていました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2018(平成30)年1月24日(水)〜30日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 24 - 30, 2018

公式発表で「約260種類」、現地調査で299種類以上の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売。今回は実演販売のうち、北海道の森駅、広島県の福山駅、広島県の宮島口駅、福岡県の博多駅、長崎県の長崎駅について、駅弁屋の女性の社長や社員を前面に出して販売。また、福岡県の折尾駅と熊本県の人吉駅の駅弁立売人が24日(水)〜27日(土)に、会場内で駅弁立売を実演しました。

特集はとくになく、引き続き宮島口駅「あなごめし」(1,944円)が大人気。チラシではカニやイカやアナゴやブリやエビやサケやカキなどを使う実演駅弁を「海鮮派」、牛肉や鶏肉や卵などの駅弁を「お肉派」と分類。また、京王百貨店、阪神百貨店、鶴屋百貨店の三店舗合同企画として、京王監修の米沢駅「米沢牛伝統の百年焼肉弁当」(1,500円)と、阪神監修の神戸駅「酒乃蔵牛肉弁当」(1,500円)、鶴屋監修の出水駅「鹿児島黒豚角煮と焼肉弁当」(1,150円)の実演販売を「牛肉駅弁新作対決」としました。結果は発表されていません。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2019(平成31)年1月23日(水)〜29日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 23 - 29, 2019

公式発表で「約260種類」、現地調査で295種類以上の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売。阪神百貨店の建て替えにより、従来の位置から道路を隔てて南側に移転した新たな催事場で開催されました。地ビールバーと銘酒バー、酒とつまみのセット販売「バルチケット」の導入、列車のボックスシート(向かい合わせ座席)を模して窓ガラス越しに外の景色が見える休憩所が登場しました。

催事の内容は前年と同等を維持し、チラシの内容も似ています。今回も特段の特集を持たず、北海道の旭川駅と熊本県の人吉駅の駅弁立売人の来場、海鮮派とお肉派に分類した実演販売駅弁の紹介、駅弁「ひっぱりだこ飯」のご当地版や変わり種など5種の輸送販売を実施。京王・阪神・鶴屋の三店舗合同企画として、九州の特急ゆふいんの森号で限定販売するという弁当「折鶴」(1,500円)の輸送販売や、和田山駅「モー牛牛づめ」(1,580円)の復刻販売、3社の駅弁屋の中身を詰めた「旅情小窓弁当」の販売が実施されました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2020(令和2)年1月22日(水)〜28日(火)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 22 - 28, 2020

公式発表でも「約300種類」、現地調査で330種類以上の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売。催事業者と組んで「阪神の新作実演駅弁グランプリ」を実施、専用のウェブサイトを開設したほか、対象駅弁16点について購入者に投票用紙を渡して人気投票を促し、抽選で商品券が当たった模様。これは前年も実施されていた。

鹿児島県の嘉例川駅「百年の旅物語かれい川」(1,200円)を、九州以外の場所では全国で初めて輸送販売。例年の宮島口駅「あなごめし」(2,160円)とともに人気を集めた。かつて兵庫県の浜坂駅で売られた「かに寿し」(1,100円)、山形駅の「みちのく弁当の旅」、博多駅の「博多名物かしわめし」(860円)を、受け継ぎ先の駅弁屋により実演販売し、他に姫路駅(和田山駅)、名古屋駅(美濃太田駅)、新山口駅(下関駅)、松山駅の復刻駅弁も輸送販売。「ひっぱりだこ飯」の輸送販売は9種類にまで増殖しました。

阪神の有名駅弁まつり2021(令和3)年1月20日(水)〜26日(火)
Hanshin Ekiben FestivalJan. 20 - 26, 2021

公式発表で「約300種類」の駅弁や空弁を、輸送や実演で販売。前年の春以降に世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響を受けたのか、催事から「うまいもん」つまり各地の名産品と種類の販売をなくし、休憩所の設置がなくなり、実演と輸送の駅弁に少々の駅弁グッズのみを、8階催場の半分しか使わずに販売しました。

企画は2種類。「プチ贅沢弁当」は、旭川駅、釧路駅、小樽駅、米沢駅2社、金沢駅、小淵沢駅、豊橋駅、新神戸駅、姫路駅、福山駅、武雄温泉駅、有田駅、長崎駅、鹿児島中央駅の駅弁屋の実演による、駅で売らない弁当15種の販売。駅弁誕生135周年おにぎり弁当は、前年4月に日本鉄道構内営業中央会の会員が販売した記念駅弁のうち、敦賀駅、東京駅(小淵沢駅)、名古屋駅、西明石駅、鳥取駅、広島駅、広島駅(新山口駅)、博多駅の8種の輸送販売。宮島口駅「あなごめし」、鹿児島中央駅「桜島灰干し弁当」、人吉駅2種、折尾駅2種、大館駅2種の8種類はWEB予約限定で販売しました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2022(令和4)年1月19日(水)〜24日(月)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 19 - 24, 2022

会期を6日間に短縮。公式発表で「22店舗の実演駅弁を含め、約300種類の駅弁とご当地の美味」を、輸送や実演で販売。政府が全国16都県に新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置を適用する中で開催されました。「2年ぶりに名物弁当が揃い踏み」と、まるで前年に駅弁大会がなかったのような文言も付いています。8階催事場の全体を使い、しかし催事場を拡張せず使用したようです。

宮島口駅「うえのあなごめし」、森駅「いかめし」(780円)、豊橋駅「稲荷寿し」(580円)などを、四国の観光列車の予約弁当「阿波尾鶏トロッコ駅弁」(1,300円)を阿波池田駅の駅弁として、受け継がれて復刻した懐かしの駅弁として博多駅「かしわめし」(770円)などを実演販売。徳川家康、上杉謙信、各地の人気武将をモチーフにしたオリジナル駅弁などの輸送販売も実施したそうです。当館では上記「まん防」を受け現地訪問を見送り。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2023(令和5)年1月24日(火)〜30日(月)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalJan. 24 - 30, 2023

会期を7日間に戻しました。公式発表で2006年以来の少なさとなる「実演22店舗を含む、約250種類の駅弁」を、輸送や実演で販売。阪神百貨店の建て替えが完了し前年4月にグランドオープン、前年と変わらない8階催事場を、前年と違い拡張し、しかし過去と違いタイガースショップや宝飾品等の売り場を残したまま実施されました。

JR九州の観光列車「ふたつ星4047」の車内弁当「特製ふたつ星弁当」(2,800円)「ふたつ星一段重弁当」(1,998円)を、前週までの京王百貨店と異なりオリジナルの姿で実演販売。沿線の有田駅「有田焼カレー三種のチーズ盛」(2,300円)や長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」(1,296円)も実演販売。会場のテラス部分に同列車の列車装飾を施し、休憩所の設置が復活しました。消えた宮古駅「いちご弁当」を「復活」扱いで実演販売(2,350円)。この催事で大人気の宮島口駅「うえのあなごめし」(2,430円)も要整理券で実演販売。その他、海鮮弁当や名物弁当なども実演販売しました。

阪神の有名駅弁とうまいもんまつり2024(令和6)年2月22日(水)〜28日(水)
Hanshin Ekiben and Gourmet FestivalFeb. 22 - 28, 2024

会期を約1か月変更し、約四半世紀の阪神駅弁大会史の中で最も遅い時期での開催となります。

主な参考資料 References

 

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