旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
駅弁資料館談話室へ2017年8月1日から31日までに投稿された記事です。
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横川の収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 8月28日(月)20時40分5秒
こんばんは、まっこうくじらです。下記の翌日は横川へ行きました。
●2017年8月27日(日)
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「峠の釜めし夏」(1,800円)※荻野屋
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「上州豚黄金カツサンド」(650円)※荻野屋
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「赤城鶏黄金チキンカツサンド」(650円)※荻野屋
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「峠の釜めしおにぎり 鶏ごぼう」(204円)※荻野屋
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「下仁田ネギみそ」(120円)※荻野屋
群馬県 上信越自動車道 横川サービスエリア「上州三昧」(1,000円)※高崎弁当
上下線で異なる駅弁業者が運営していると、
ウィキペディアにも書いてある横川サービスエリア。
車で行くには時間(渋滞)も料金も厳しいので、
青春18きっぷで行ってきました。
往路はたまたま運転日だった「SLレトロ碓氷号」に合わせて行動。
高崎駅のNRE駅弁売店では、ネット上から公式情報が消えてしまった
SL駅弁「上州D51」「SLロクイチ物語」が健在でした。
JR高崎の旧型客車は初体験。見るからに老朽化した大井川鐡道と違い、
こちらの輝く車体と清潔な車内は、まるで博物館級のお手入れ。
普段より5度、テレビの群馬やネット上のグンマーより
10度は涼しい風と少々のススを浴びながらの1時間。
車内販売があり、前述のSL弁当も売っていました。
大勢のJR社員が乗り込み、ノベルティ類を配りまくっていたのも印象的。
汽車が停まる3番ホームが満員の乗客で埋まった横川駅では、
9年ぶり(個人の感想)に改札脇の立ちそば屋が開店。
そこでもホームでも、駅弁の販売はありませんでした。
標高差80メートルくらいの小路を登って、まずは上り線。
サービスエリアのつくりは、他のSAと特に変わりませんが、
「峠の釜めし」のみを売る売店、その名や印を使う土産物、
この釜を使う料理を出すレストランやイートイン、
レプリカ感たっぷりとはいえ本物の部品を使う急行型気動車など、
横川駅弁「峠の釜めし」を軸に据えたコンセプトを感じられます。
8月の週末の店内は家族連れで賑わい、
「昔は駅で駅弁というものが売られていたらしいね」と、
衝撃的な会話をしながら釜飯をつついていました。
荻野屋の季節の釜飯は「峠の釜めし」売店で販売。
いつもの益子焼に、お品書きを置き、抹茶色の掛紙をかけ、
金色のひもでしばり、商品名を書いた紙帯を巻いたもの。
中身はアユの炊込飯を鶏照焼やナスなどの野菜類などで覆うもの。
見栄えも価格もどの駅弁や弁当にも似ない、色鮮やかな丼ものでした。
白い箱の箱サンド2種は、おやき屋さんで販売。
いつかどこかで見たような気がしたら、
7年半前に東京駅「駅弁屋旨囲門」で買っていました。
http://kfm.sakura.ne.jp/ekiben/10gunma_yokoniku.htm#yokokatsusand
カツサンドは、中身を4切れ分から3切れ分に減らして値下げ。
チキンカツサンドは4切れ分ありましたが、背は箱の半分ほど。
いずれも衣の固さとソース漬けの味がしっかりした感じ。
パンとカツの他に具がない、シンプルなカツサンドでした。
おにぎり2種は、イートインコーナーで販売。
鶏ごぼうは、コンビニの高級おにぎり風の袋が「峠の釜めし」掛紙柄で、
中身は海苔をまとわない鶏ごぼう飯の三角おにぎりが1個。
下仁田ネギみそは、体裁はコンビニの普通のおにぎりですが、
商品名のシールが釜の形をしていました。白飯の具がネギみそ。
他に「うめ」「昆布」「しゃけ」「おかか」もあり。
続いて下り線。こちらもつくりは他のSAと特に変わらず、
おぎのやとたかべんの売店がある以外は中身も他のSAと特に変わらず、
不思議とダルマの絵や置き物が多い以外に、特徴がありません。
こちらの荻野屋の売店は「峠の釜めし」のみを販売。
高崎弁当の売店は「だるま弁当」「とりめし」と、今回収穫のどら弁当を販売。
土産物店やイートインやレストランに、駅弁や高崎弁当を感じるものはありません。
ということで、小林しのぶ氏の笑顔のイラストが掛紙に載るどら弁当を購入。
市販のボール紙製仕出し容器に食器柄のプラ製トレーを収め、
中身は舞茸ごはん、上州牛ステーキ、マイタケ佃煮、赤と黒のこんにゃくなど。
坂道を下り、国道18号沿いの「おぎのやドライブイン」へ行くも、収穫は無し。
店内の掲示や展示によると、弁当類は「峠の釜めし」と、
その季節の釜飯、「玄米弁当」「峠の鳥もも弁当」だけである模様。
ただ、これ以外の駅弁を買ったという報告がネット上に時々出るので、
運次第または事前の予約で、他の駅弁が買えるのかもしれません。
なお、SAでもドライブインにも、紙容器の釜飯はありませんでした。
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東京総合車両センターの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 8月28日(月)20時08分15秒
こんばんは、まっこうくじらです。先週末の収穫です。
●2017年8月26日(土)
東京都 東京総合車両センター「2017年東京総合車両センター一般公開記念弁当」(1,100円)※大船軒
毎年恒例の大井工場公開。
ネット上にEF65とEF81の記念弁当が出るとあり、
今年は久々に複数の公開記念弁当が出るのかと思ったら、
実物は1枚の掛紙にEF65とEF81の写真を載せていました。
中身は最近の大船軒のセンスとNREの品質を兼ね備えたような、
鮭フレーク飯に鶏のつくねとそぼろ、スパゲティ、煮物、
たこボール、かまぼこ、玉子焼、牛肉煮、しらすなど。
今年から部品販売がなくなり、駅弁販売もなかったテント商店街を一瞥し、
毎年恒例ながら暑くて混んでいたので、長居せずに退散。
会場の奥の車両展示では、お召仕様のEF8181と、
「出雲」ヘッドマークのEF651115が出ていたようです。
駅弁販売は、他には「牛肉どまん中」「チキン弁当」と、
500・E5・E6・W7系の新幹線型容器の駅弁がありました。
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今月の収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 8月24日(木)23時05分0秒
こんばんは、まっこうくじらです。最近は近場で粛々と駅弁を買ってます。
●2017年8月5日(土)
千葉県・いすみ鉄道大原駅「いすみの宝石箱弁当」(1,300円)※傘屋商店
千葉県 いすみ鉄道 大原駅「幕の内弁当」(800円)※傘屋商店
大原駅は今年3回目。この2週間後にも訪れています。
いすみの宝石箱弁当は変わりません。何度食べても優れもの。
幕の内弁当は7月のリニューアル。名前から「昭和の」が抜け、
掛紙が菜の花とキハ300の写真になり、御飯は海苔弁になり、
おかずは三種の神器にコロッケや焼売など。野菜や根菜は減少。
ボール紙のふたの下に、経木のふたをかけていました。
●2017年8月10日(木)
神奈川県 東海道本線 横浜駅「真空パックシウマイ」(2,440円)※崎陽軒
神奈川県 東海道本線 横浜駅「真空パックシウマイ」(3,660円)※崎陽軒
真空パックシウマイの4箱入りと6箱入りを、ローリングストックとして購入。
いずれも通常版をラップでまとめ、錦絵入りの包装紙で包んでいます。
6箱入りの錦絵付きは初めて買いました。
●2017年8月18日(金)
千葉県 総武本線 千葉駅「大漁万祝」(1,300円)※リエイ
小湊鐵道の車内食を千葉駅で購入。
この大人の休日駅弁は、今は駅弁としては売られたり買えたりしないようですが、
公式サイトの片隅には残っており、団体予約にて購入できました。
駅弁当時に比べて、掛紙は商品名を書いた紙帯に替わり、主な中身はだいたい同じ。
●2017年8月20日(日)
山梨県 中央本線 小淵沢駅「元気甲斐」(1,600円)※丸政
東京都 東海道本線 東京駅「ジャマイカ風BBQジャークチキン弁当」(1,100円)※大船軒
東京都 中央本線 新宿駅「新潟加島屋」(1,300円)※日本レストランエンタプライズ
小海線の満員電車で野辺山へ日帰り。
小淵沢駅での接続が良すぎて、狭いホームと跨線橋が満員の客で詰まり、
新駅舎を見ることはできず、駅弁は小海線ホーム上の売店で購入。
これと牛肉弁当の2種のみを少量だけ販売。汽車土瓶は見あたりません。
「小淵沢駅の名物は駅弁です」看板が、この売店の中央本線から見て裏側に、
まだ残っていたことに初めて気が付きました。
帰路に新宿駅南口の「駅弁屋 頂」で2個。
JAVATEAタイアップのPlayTableBentoは1か月前に収穫済ですが、
なぜか早くも掛紙の絵柄が替わったので再購入。
ジャマイカ国旗柄から、中身の写真とジャマイカの位置図と、
どこの国旗でもないと思う三色旗柄に。中身とJAVATEA選択添付は変わりません。
新潟加島屋は実演販売品だったようで、売店名のシール付き。
この駅弁売店に実演販売コーナーがあることにも初めて気が付きました。
中身はづけサーモンとイクラとガリの丼もの。塩味がかなり濃いめ。
>8/3 北タヌキさん:
情報のご提供ありがとうございます。
国吉駅は今年だけで3回くらい列車で通過していますが、
駅弁販売がなかったり、あっても反対側のホームだったりで、
現在の内容を一度も見ることができていません。
>8/14 加藤 貴史さん:
千葉駅弁のご報告ありがとうございます。
社名も駅弁売店もすべて消えてしまった万葉軒でも、
NREの駅弁売店では意外にも、
以前と変わらぬ姿をしているような気がしています。
>8/16−21 京阪奈さん:
情報のご提供ありがとうございます。
津幡のきびあんころは、今年3月の写真がツイッターにありました。
新宿は、NREの調製で復刻された「とりめし」が復活しないかと思います。
七尾の駅弁でなくなった玉宝は、来年の京王に輸送駅弁として来るかどうか。
福島駅の元駅弁屋の2社は、不思議と振り返られたり懐かしがられたりしない感じを受けます。
>8/23 ごんきゅさん:
収穫のご報告ありがとうございます。
「万葉軒」の季節駅弁もまた、名前も価格も容器も内容も、
リエイになってもだいたい変わらない感じに思えます。
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千葉駅・万葉軒 8/31まで「ひまわり」 投稿者:ごんきゅ
投稿日:2017年 8月23日(水)21時09分34秒
館長様、何年ぶりかの投稿です。
8/22にZOZOマリンスタジアムに観戦に行きました。
駅弁好きの長男のつよ〜い要望により、千葉駅経由京葉線海浜幕張行きとなりました。
午後3時過ぎの千葉到着だったため、お目当ての「うなはま弁当」は売り切れでしたが
「ひまわり」が1ヶだけありました。
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福島駅 伊東弁当部 弁当事業終了 投稿者:京阪奈
投稿日:2017年 8月21日(月)18時01分30秒
福島駅の駅弁屋であった「伊東弁当部」ですが、会社は存在していますが、福島商工会議所に問い合わせたところ、弁当事業は既に終了しているようです。
なお、現在の所在地はかつての調製所とは異なります。
2012年以降に移転したものと思われます。
https://www.b-mall.ne.jp/CompanyDetail-FYbqCQdsISfz.aspx
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七尾駅 松乃寿し 元駅弁購入可能 投稿者:京阪奈
投稿日:2017年 8月20日(日)00時02分51秒
現在、七尾駅では駅弁の扱いがないため駅では購入できませんが、調製元での購入が可能です。
926-0015
石川県七尾市矢田新町チ8‐9
0767-52-0053
主なものは以下で、駅弁の時とは内容が多少異なるものもあるようです。
「玉宝」(小)、「玉宝」(大)
「ちらし寿し」
「寿し盛合せ」
「特製幕の内弁当」
「朝市弁当」
なお、別に、本店として「松乃鮨」もあります。
http://www.nanaoh.net/p166.html
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新宿駅 田中屋 パン 投稿者:京阪奈
投稿日:2017年 8月19日(土)23時59分45秒
新宿駅の駅弁屋であった「田中屋」は現在、新宿駅の売店でパンの販売を行っています。
http://tanakaya-yoyogi.com/th.html
売店は「日本食堂」の「新宿6号売店」で中央線快速八王子方面ホームにあります。
http://www.nre.co.jp/ekiben/tabid/231/stoid/sin6/brnid/74/Default.aspx#dnn_TabTopPane
「リンゴパン」などが有名なようです。
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津幡駅 庭田商店 休業 投稿者:京阪奈
投稿日:2017年 8月16日(水)19時43分58秒
津幡駅で「きびあんころ」が有名だった庭田商店ですが、津幡町に問い合わせたところ、約半年前(おそらく4月頃、注:投稿者)から休業中ということでした。
念のため調製元にも確認しましたが、製造をやめたとのことでした。
このまま、終了となりそうです。
以前、訪れた際に売り切れで買えなかったのが、悔やまれます。
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JR千葉駅の新作・期間限定駅弁(2017年8月) 投稿者:加藤 貴史
投稿日:2017年 8月14日(月)16時45分40秒
2017年8月14日現在、JR千葉駅(ペリエ千葉エキナカ含む)で以下の新作・期間限定の駅弁が販売されています。
1 千葉むすび(650円) リエイ万葉軒千葉工場調製
2017年の夏頃にペリエエキナカ内万葉軒ブース内で登場しました。左から人参・鰹節・アサリ煮物のおむすびが入り、鮪の唐揚げなどのおかずが加わります。
2 やきはま丼(1500円) 上と同じ調製元
2017年の8月11日から31日まで、「駅弁屋踊 ペリエ千葉店」で1日限定5個のみ販売される復刻駅弁です。おなじみ蛤型の陶器に蛤の白焼き、蛤串、蛤煮の3点セットが味付け飯に載せられています。原価高騰など環境の変化でさすがに通常化だと採算が取れないと思いますが、何らかのイベントで登場させるなら話題になりそうです。
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いすみ鉄道国吉駅駅弁 投稿者:北タヌキ
投稿日:2017年 8月 3日(木)17時29分40秒
7〜8月は販売休止のたこ飯弁当に代わり、恋のガパオ弁当を土曜6個、日曜10個限定で販売しています。だいたい10時頃から国吉駅売店にての取扱いです。ただし、8月12,13日は休みです。掛け紙も付いています。
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奥羽本線の収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 8月 1日(火)21時44分37秒
こんばんは、まっこうくじらです。先週末の収穫の続きです。
●2017年7月30日(日)
秋田県 ブルートレインあけぼの「鶏めし」(1,000円)※花善
秋田県 奥羽本線 大館駅「からあげ鶏めし」(650円)※花善
山形県 奥羽本線 新庄駅「かあちゃんの手づくり弁当」(400円)※とうふ処稼秀屋
山形県 奥羽本線 新庄駅「上京物語」(1,000円)※ヤマゲンフーズ
山形県 奥羽本線 新庄駅「山形牛すき焼弁当」(1,200円)※おくやまストアー
秋田県 奥羽本線 秋田駅「とり玉丼」(1,000円)※関根屋
朝飯は大館駅弁「鶏めし」。いつもの赤地に「あけぼの」走行写真を載せた
掛紙をかけたバージョンは、泊まらないと買えません。その他は通常版と同じ。
掛紙に「税込価格880円」とありますが、常にポリ容器茶(120円)とのセット販売か。
これもB寝台車で食べました。茶は単独でも無予約でも買えます。
茶葉袋入り容器に自分で電気ポットのお湯を入れます。
車窓に廃線跡が時々流れる路線バスで大館駅に出ると、
駅前にあった三階建の事務所風な調製元ビルが消え、
二階建の安宿風な新築ビルにセットバックしていました。
食堂と、出入口を異にする弁当売店は、同じような位置関係で健在。
駅弁は無予約では「鶏めし」と1180円の「比内地鶏の鶏めし」のみ売り、
飲み物などの販売はありません。ポリ容器のお茶は消えたようです。
駅舎のNEWDAYSでは加えて「からあげ鶏めし」も販売。
中身と価格は変わりませんが、掛紙にモンドセレクションが付きました。
なお、ここにもポリ容器茶はありません。
帰路はどう回っても乗り継ぎが悪い、または良すぎて駅を出られないので、
当日のバス車内で考えて、奥羽本線をまっすぐ上ることにしました。
ガラガラの特急つがるで秋田駅。わずか5分の乗り継ぎで
秋田駅改札内コンコースの駅弁売店を眺めるも、未収穫品は無し。
「おばこ弁当」は引き続き、NRE秋田列車営業支店での調製の模様。
盛岡でさえ撤収したのに、なぜこれ1種だけここで作るのか不思議です。
10分停車の大曲駅では、橋上駅舎の待合室のキオスクで大館駅「鶏めし」と
秋田駅「比内地鶏いいとこどり弁当」「あきたこまち弁当」の販売がありました。
5分停車の院内駅に、駅弁の痕跡はありません。
12分乗継の新庄駅で改札を出て、駅舎と一体の公共施設「ゆめりあ」の
土産物店「もがみ物産館」に、見た目で駅弁2種と惣菜2種があったため、
そのうち3種を買いました。改札内での駅弁販売はやっていないようです。
かあちゃんの手づくり弁当は、
スーパーの惣菜弁当に、商品名と調製元を記すシールを貼付。
中身は日の丸御飯に鶏唐揚、ペンネ、アジフライ、厚いオムレツ、
玉こんにゃく、きゅうり漬け。弁当の形状は安っぽくも、
手づくりを超えたような、きれいにていねいに作られた印象。
あと2種は2015年8月10日発売のもので、見た目は完璧に駅弁。
上京物語は竹皮編み容器に、丸いみそ焼きおにぎりと、
明太子と梅肉を載せた三角おにぎり、サトイモの肉巻き、
ニシン昆布巻、紅鮭、玉子焼、いんげんのおひたし、串焼、煮物。
すき焼弁当は長方形+透明ふた+ボール紙枠の一般的な駅弁容器で、
白御飯を牛肉煮、シイタケ煮、糸こんにゃく、マイタケ煮、紅生姜で覆い、
サトイモ、ニシン昆布巻、しそ味噌、柴漬けを添えるもの。
肉は厚め、固め、味付けは薄めで、一般的な牛肉駅弁よりワイルドな感じ。
続いて「とれいゆつばさ」を新庄駅〜福島駅の全区間で利用。
大館駅で指定席特急券を買った時には「込み合っている」はずが、
乗れば12号車が空席半分、旅行会社の団体が入る13号車が賑わうも、
他はほぼカラ。車販に「弁当は」と訊くと「旅行商品のみ」と素っ気なし。
15号車の売店「バーカウンター」は、酒の種類がえらく豊富も、
弁当や惣菜の販売はありません。車内での駅弁の収穫は無し。
いつの間にか「きっぷのみ」の一般客にも有料で開放された足湯に漬かり、
というか1両まるまる貸し切って、板谷峠の急勾配を下りました。
福島駅の在来線と改札外に駅弁販売は無し。新幹線改札内は完売。
地元のかつ弁当でもないかと駅ビル内を歩き回るも、
福島でなく仙台の土産品ばかりが売られていました。
混んでいる東北新幹線で夜の東京駅へ行き、「駅弁屋 祭」を一応チェック。
もう商品が10種以下しかなく、お会計に行列がありません。
収穫はひとつ。秋田駅弁のはずが、この日の秋田駅にはなかった商品。
円形容器に白飯を詰め、タレに浸かる鶏焼肉で覆い、ごぼう、さつまいも、
紅生姜と、島根牛みそ玉丼と同じとろとろ玉子を添えたものでした。
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小坂駅弁などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 8月 1日(火)21時09分17秒
こんばんは、まっこうくじらです。先週末もお出かけしました。
●2017年7月29日(土)
東京都 東海道本線 東京駅「ひばり」(2,160円)※利久
宮城県 東北本線 仙台駅「やまびこ」(1,150円)※日本レストランエンタプライズ
青森県 東北新幹線 八戸駅「福を呼ぶ海鮮萬両玉手箱」(1,200円)※吉田屋
秋田県 ブルートレインあけぼの「小坂駅弁」(1,200円)※奈良岡屋
秋田県 ブルートレインあけぼの「小坂駅弁」(800円)※奈良岡屋
商品名の理由で全線乗り放題な「JR東日本30周年記念パス」。
3日間で特急券別払いで1.3万円というコスパの悪い商品とはいえ、
この名ではもう二度と出てこないので、趣味的な義務感で購入。
週末パスで行けない北東北の地図を眺め、小坂へ行くことにしました。
早朝の東北新幹線で盛岡へ。
1時間も寝坊したため、朝の東京圏での駅弁調査をすっ飛ばします。
大宮駅での7分間の乗換時間に「膳まい」前を通り、
7月24日発売の絵入りヘッドマーク駅弁があったので買いました。
小学生サイズのプラ製弁当箱と、米沢駅弁の牛たん弁当のような味と中身で、
価格は実に2160円!弁当箱代と駅弁代を重ねて課金された印象。
絵入りマークは「ごーさんとお」1978年10月国鉄ダイヤ改正で登場し、
1987年4月の国鉄分割民営化の後はないがしろにされた感じですし、
特急「ひばり」は東北新幹線本格開業の1982年11月で廃止、
その頃に鉄道少年だった世代以上、50代以上のおじさんか
おじいさん向けの商品である気がします。売れるのでしょうか。
8月中旬発売予定の「あさま」は20年前まで現役でしたので、
30代以上のおにいさん以上向けになるのでしょう。
盛岡駅は朝9時前で、新幹線改札内の「いわてのお弁当」も、
改札外の「駅弁屋旨囲門」も、冷蔵棚はまだスカスカ。
もっとも、盛岡駅からは地元2社も支店2社も街弁も消え、
駅弁は仙台や八戸や青森からの輸送のようなので、
お昼時でも東京駅「駅弁屋 祭」と同じ面々が並ぶのでしょう。
陳列品もそんな感じで、買ったのは仙台駅弁と八戸駅弁でした。
やまびこはNRE仙台の東北新幹線開業35周年記念弁当。
インクジェット印刷の掛紙にはその35年前の路線図と電車を描き、
35品目あるという中身は、日の丸ご飯をおかずで囲うもの。
沿線の食を詰めたようですが、飯のおかずや酒のつまみには困る構成。
八戸駅弁は、東京で人気の新津駅弁「えび千両ちらし」のジェネリック。
ウニ、イクラ、カニ、ホタテ、アナゴ、サーモンなどを玉子焼で隠します。
そう書くと豪華に見えますが、各具材はしょぼしょぼ、ぼそぼそ。
玉子焼をめくって主に見えるのは、白飯の地肌でした。味は悪くなし。
ここから花輪線で十和田南へ。各ボックス席の列車進行方向にひとりずつ、
よれた服でスマホを見ずに車窓を眺める中年男性が座っているのは、
同じきっぷの利用者でしょうか。駅弁を2個食べて、約2時間で十和田南駅。
駅弁の痕跡は、まったくありません。かつての調製元と思われる商店も、
人気(ひとけ)どころか店名を示す表記も無し。
ネット上には、事前の連絡でかつての駅弁掛紙付き弁当を
作ってくれるという報告が時々出てきますが、今はどうなのでしょう。
路線バスで23年ぶりの小坂。前回は高速バスで入り、20分後に小坂鉄道で出ました。
市街すべての観光施設を見て回り、小坂鉄道テーマパークへ。
この廃駅跡で寝台客車の宿泊施設に泊まることと、
宿泊者の事前予約で買える「駅弁」を食べることが、今回の主目的です。
夕飯はその名も「小坂駅弁」を2個。これは泊まらずに買えます。
加熱機能付き容器に豚丼と付合せを詰めた中身は共通で、
肉でなくタレに臭みのある、薄くてざらっとした豚焼肉丼は、
弁当2個分あるいは分量で2.5個分食べても、飽きの来ない感じ。
「小」の掛紙は冬の四重連の貨物列車の写真で、
容器は仙台駅などの駅弁で見掛ける円形のもの。
「大」の掛紙は春の単行のディーゼルカーで、
容器は円形でも駅弁では見掛けない大きなサイズ。
これらを、宿泊者に開放されていた開放型B寝台で食べ、
その調製元の日本料理屋に行き、地元の名物という「かつラーメン」を食べ、
現役時にいつも売切で乗れなかった「あけぼの」ソロで寝ました。
>7/29 駅弁のあら竹 ぴーちゃん
情報のご提供ありがとうございます。
同日の日中は関東にいなかったのですが、真夏の輸送は大変そうです。
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