旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
吾左衛門鮓(ござえもんずし)鯖(2,300円)Gozaemonzushi Saba
2024年2月4日に鶴屋百貨店の駅弁大会で購入 Feb. 4, 2022
1978(昭和53)年に発売。米子駅で名物の駅弁であり、主力の商品。鳥取県産米を使う酢飯に身の厚いサバを合わせ、北海道産の黒板昆布で巻いた棒寿司を、製造直後に急速冷凍し出荷する直前にゆっくり解凍し、専用の袋に密封し、紙箱に詰める。食べるときは付属のプラ製ナイフで切り分ける。分量も価格も味の良さもひとりぶんではなく、お土産として持ち帰り自宅で食べるのが便利だろう。
紙箱のデザインは2023年4月に十数年ぶりに更新され、消費期限が3日間から5日間に延長された。価格は2004年当時で1,774円、2014年時点で1,850円、2016年6月から1,950円、2019年9月から2,000円、2023年2月から2,100円、2024年4月から2,300円。
吾左衛門鮓の駅弁としての歴史は昭和時代の終わり頃からとなるが、郷土料理あるいは弁当としての歴史は江戸時代に遡ることが、パッケージ底面の記載事項で分かる。1716(享保元)年頃に鳥取藩の命令で年貢米の取扱と船での運搬を行った米屋吾左衛門の妻が、船員のために作った弁当なのだそうな。
※2024年4月補訂:写真を更新し値上げを追記
※2021年2月補訂:写真を更新
※2016年7月補訂:値上げを追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
※2011年8月補訂:写真を更新
※2011年2月補訂:旧版の写真削除に伴う解説文の手直し
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
【掛紙】吾左衛門鮓(ござえもんずし)鯖(1,850円)Gozaemonzushi Saba
2010年11月14日にピアゴの駅弁大会で購入 Nov. 14, 2010
2010(平成22)年11月14日に購入した、米子駅弁の紙箱。下記の2009年のものと、色彩やデザインはまるで異なるが、絵柄は多くが転用され、箱の大きさや中身は変わらない。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
【掛紙】米屋吾左衛門鮓(こめやござえもんずし)鯖(1,774円)Komeya Gozaemonzushi Saba
2009年2月11日に松坂屋上野店の駅弁大会で購入 Feb. 11, 2009
2009(平成21)年2月11日の調製である、米子駅弁のパッケージ。商品の名前がシリーズごと「吾左衛門寿し」から「吾左衛門鮓」へ変わるとともに、色彩も青系に変わった。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
【掛紙】吾左衛門寿し 鯖(1,774円)Gozaemonzushi Saba
2004年12月30日に米子駅で予約購入 Dec. 30, 2004
2004(平成16)年12月30日の調製である、米子駅弁のパッケージ。2008年8月までは現在の「吾左衛門鮓」ではなく「吾左衛門寿し」と表記されていた。読み方は同じ「ござえもんずし」。この頃は鳥取米ヤマヒカリの酢飯と境港のサバを合わせて、北海道日高産の昆布で巻いた商品だった。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
吾左衛門鮓極上鯖(2,900円)Gozaemonzushi Gokujo Saba
2019年1月17日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 17, 2019
米子駅弁の吾左衛門鮓シリーズの最高峰。見た目や構造は通常版と同じ。通常版より大ぶりのサバを使うという中身は、ゴマを混ぜた酢飯よりサバの身のほうが多いのではないかと思うほど、たっぷりでプリプリのサバが、黒板昆布に巻かれていた。価格は2019年の購入時で2,800円、同年9月から2,900円。
※2020年5月補訂:値上げを追記
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
吾左衛門本舗 鯖(1,350円)Gozaemonhonpo Saba
2017年5月26日にもとまちユニオンの駅弁大会で購入 May 26, 2017
米子駅の名物駅弁「吾左衛門鮓 鯖」の、1人前サイズ。酢飯とシメサバを分厚い黒板昆布で巻く構造は同じで、サイズを小さくした吾左衛門鮓鯖を1本、カットせずラップで巻き、専用の袋に密封し、ボール紙の化粧箱に詰める。上記の駅弁「山陰吾左衛門寿し本舗鯖」と、値段や内容は同じで、包装と商品名が異なるもの。味はもちろん変わらない。価格は2017年の購入時で1,350円、2020年時点で1,450円。
※2020年5月補訂:値上げを追記
※2018年8月補訂:写真を更新
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
【掛紙】山陰吾左衛門本舗さば寿し(1,250円)San-in Gozaemonhonpo Sabazushi
2015年1月17日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 17, 2015
2015(平成27)年1月17日に購入した、米子駅弁のパッケージ。箱の中身と包装が同じなので、2年後の上記の駅弁「吾左衛門本舗 鯖」と同じものだと思う。紙箱の絵柄と、そこに書かれる駅弁の名前が、微妙に異なる。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
吾左衛門鮓鯖燻し(2,100円)Gozaemonzushi Saba Ibushi
2020年5月4日に米子駅の食堂で購入 May 4, 2020
2005(平成17)年の発売か。棒寿司1本をラップで巻いて、袋詰めして箱詰めする姿は、米子駅弁の吾左衛門鮓シリーズと同じ。これは「ノルウェー鯖のスモーク仕立て」ということで、果実酢も使う酢飯と燻したサバを使い、エクストラバージンオイルとペッパー別添して、洋風あるいは今風の香りを楽しませるように作られている。価格は2005年時点で1,869円、2015年時点で2,000円、2019年9月から2,100円。
※2021年2月補訂:写真を更新し解説文を手直し
※2020年5月補訂:値上げを追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
【掛紙】吾左衛門の燻し寿司 鯖(1,869円)Gozaemon no Ibushizushi Saba
2005年11月19日にイトーヨーカドーの駅弁大会で購入 Nov. 19, 2005
2005(平成17)年11月19日に購入した、米子駅弁の紙箱。中身は上記の2020年のものと同じだが、箱のデザインは通常版の「吾左衛門鮓」(当時は吾左衛門寿し)と大きく異なっていたほか、中身は袋入りでなく竹皮で包まれていた。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
吾左衛門鮓鯖4貫入り(850円)Gozaemonzushi Saba 4-kan Iri
2016年1月16日にさいか屋横須賀店の駅弁大会で購入 Jan. 16, 2016
米子駅弁「吾左衛門鮓」のハーフサイズ。商品名のとおり、昆布に巻かれたサバの棒寿司を4切れ分、ラップに包まれたままカットされて、小箱に詰める。森駅の駅弁「いかめし」くらいの大きさしかないが、分量はこれが一人前でよいと思う。味は当然に、通常版と同じ。5貫入りは駅でも買えるらしいが、この4貫入りは催事向けか。
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
山陰吾左衛門寿し本舗鯖(1,250円)San-in Gozaemonzushi Honpo Saba
2013年1月13日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 13, 2013
吾左衛門鮓の1人前サイズ。紙箱にも赤い文字で「一人前」と書かれる。さらにこちらは名称が「山陰吾左衛門寿し本舗」である。中身は通常版と変わらず、完璧にそのままの姿と味で縮小コピーされていた。価格は2013年の購入時で1,100円、2015年時点で1,250円。2020年時点で同じ名前の商品が1,200円となっている。
※2020年5月補訂:価格の改定を追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511 https://www.komego.co.jp/
【終売】山陰吾左衛門本舗照り焼きさば寿し(1,200円)San-in Gozaemonzushi Honpo Teriyaki Sabazushi (end of sales)
2015年1月17日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 17, 2015
米子駅の名物駅弁「吾左衛門鮓」の、焼さばタイプで1人前サイズ。胡麻混じりの酢飯に、甘酢生姜を敷いてから焼サバを載せ、ラップで巻いてカットして、トレーに置いて専用の袋に密封し、ボール紙の化粧箱に詰める。つまり焼きサバ寿司。身の厚さに吾左衛門鮓シリーズを感じる。照り焼きという雰囲気は、なかったと思う。このシーズン限り、あるいは催事場限りの販売か。
※2020年5月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
【終売】米屋吾左衛門鮓鯖江戸風(1,900円)Komeya Gozaemonzushi Saba Edo-fu (end of sales)
2011年10月3日に米子空港ターミナルビル内の土産物店で購入 Oct. 3, 2011
昆布が白板になっている以外、容器も内容も価格も通常版と変わらないと思うが、パッケージを読むと酢も違うらしい。今回の味は酢締め鯖と焼鯖の中間にあるミディアムレアな焼き魚という感じ。江戸を名乗るも、東京で売られるものとも異なる。価格は2011年の購入時で1,890円、2015年時点で1,900円。2015年頃までの販売か。
※2020年5月補訂:終売を追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511
【終売】米屋吾左衛門鮓鯖四貫(980円)Komeya Gozaemonzushi Saba 4-kan (end of sales)
2010年1月12日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 12, 2010
上記の駅弁「吾左衛門鮓鯖4貫入り」の、2010(平成22)年時点での姿。見栄えも価格も異なるが、中身は実はまったく同じ。ラップが棒寿司に直接でなく容器にまるごとかかっていたので、こちらのほうが列車内では食べやすかったのではないかと思う。
※2017年12月補訂:新版の収蔵で解説文を全面改訂
- 販売駅
- 山陰本線 米子(よなご)駅 1902(明治35)年11月1日開業 鳥取県米子市弥生町
- 調製元
- 株式会社 米吾 鳥取県米子市奈喜良248−4 0859(26)1511