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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 天王寺(てんのうじ)駅 JR-West Tennoji Station
2020(令和2)年10月訪問 GoogleMap「天王寺駅」

駅名標 駅舎 駅構内

JR大阪駅や地下鉄梅田駅から電車で約15分。大阪における旧国鉄〜現JRの、北側の大阪駅に対する南側の主要駅として、かつて和歌山・南紀方面の特急列車の起終点駅であり、今も一日で約30万人もの利用者で賑わう。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2002年に消え、大阪駅の駅弁屋が継いだが2010年で消え、さらに神戸の駅弁屋が継いだが今は無い。1889(明治22)年5月14日開業、大阪府大阪市天王寺区悲田院町。

【終売】大阪寿司(750円)Osakazushi (end of sales)
 

天王寺駅で最後まで売られた駅弁のひとつ。押し寿司を握りサイズにカットした、箱寿司に細巻きと太巻きを、正方形の箱に詰めたもの。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【終売】鯛ずし(820円)Taizushi (end of sales)
2001年12月15日に天王寺駅のホーム際の駅弁売店で購入 Dec. 15, 2001

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

長方形の細長い容器の中に、酢で締めた小鯛を握り酢飯に載せた鯛ずしが8つ入る。古くから天王寺駅で名物の駅弁ながら、大阪らしくないシンプルな駅弁。鯛や飯の色つやは抜群だが、味は普通だった。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【終売】王将(1,050円)Oushou (end of sales)
2001年12月15日に天王寺駅のホーム際の駅弁売店で購入 Dec. 15, 2001

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

将棋の王将の駒の形をした容器を使う。中身は胡麻かけ梅干し御飯とじゃこ飯の2種類の御飯に、竹に刺さった文字通りの竹輪や煮物の数々、牛肉や焼き魚に、たこ焼きとなぜか静岡県田丸屋のわさび漬。容器も中身も上記の駅弁「鯛ずし」と異なりこれぞ大阪らしい駅弁。由来は天王寺は通天閣といえば将棋の名人坂田三吉とのこと。岐阜の駅弁「美濃囲い」はよく似ているが別物。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】お料理弁当(1,100円)Oryori Bento
調製年月日不詳 1994

掛紙

入手状況から1994(平成6)年のものと思われる、昔の天王寺駅弁の紙箱の一部。中身は上等幕の内駅弁だろうか。天王寺駅は阪和線や紀勢本線の列車、南紀へ行く特急列車や夜行列車の始発駅であったが、1989(平成元)年7月に阪和線と大阪環状線を結ぶ線路ができてからは始発列車が漸減し、駅での駅弁の売れ行きも落ちたという。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】鯛ずし(800円)Taizushi
1992年11月9日調製 Nov. 9, 1992

掛紙

入手状況から1992(平成4)年11月9日16時の調製と思われる、昔の天王寺駅弁のふたの一部。上記の2001年のものと変わらない。当時の資料を見ると、中身も変わらない。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】季節かやく弁当(650円)Kisetsu Kayaku Bento
1992年6月9日調製 Jun. 9, 1992

掛紙

入手状況から1992(平成4)年6月9日8時の調製と思われる、昔の天王寺駅弁の紙箱の一部。下記の1988年のものから、その外観を一新している。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】季節かやく弁当(600円)Kisetsu Kayaku Bento
1988年11月19日調製 Nov. 19, 1988

掛紙

入手状況から1988(昭和63)年11月19日16時の調製と思われる、昔の天王寺駅弁の紙箱の一部。取っ手の付いた四角い容器で、白い上面に駅弁の名前と母子が、緑色の側面に春夏秋冬の漢字とイラストが描かれていた。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】浪花の味お料理弁当(1,000円)Naniwa no Aji Oryori Bento
1988年11月19日調製 Nov. 19, 1988

掛紙

入手状況から1988(昭和63)年11月19日の調製と思われる、昔の天王寺駅弁の掛紙の一部。駅弁ではあまり見かけないと思う、赤くつやのある包装紙を使っていた。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家

【掛紙】特製幕の内弁当(800円)Tokusei Makunouchi Bento
1988年11月19日調製 Nov. 19, 1988

掛紙

入手状況から1988(昭和63)年11月19日の調製と思われる、昔の天王寺駅弁の紙箱の一部。大坂城、四天王寺、文楽、住吉大社を描いていることが明記してあり分かりやすい。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)

【掛紙】名代うなぎ弁当(1,000円)Nadai Unagi Bento
1988年11月19日調製 Nov. 19, 1988

掛紙

入手状況から1988(昭和63)年11月19日の調製と思われる、昔の天王寺駅弁の掛紙の一部。調製元の芦の家は、大阪鉄道が現在のJR関西本線の一部を開業した1889(明治22)年5月に、湊町駅で弁当や飲料などを売り始めた、駅弁の老舗であった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9番23号 連絡先の記載省略(個人宅へ転用された番号のため)