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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 大垣(おおがき)駅 JR-Tokai Ogaki Station
2024(令和6)年4月訪問 GoogleMap「大垣駅」

駅名標 駅舎 駅構内

名古屋駅から東海道線の快速電車で30分ちょっと。大垣市は岐阜県の南西端で濃尾平野に位置する、人口約15万人の城下町。地下水が自噴し河川が入り組む水の都で、繊維から電子へ移行した産業都市でもある。駅弁は19世紀末に相次いで進出した構内営業者がいたが、1990年代までになくなった。1884(明治17)年5月25日開業、岐阜県大垣市高屋町一丁目。

【掛紙】上製御弁当(300円)Josei Obento
調製年月日不詳 1970's

掛紙

1970年代の調製と思われる、昔の大垣駅弁の掛紙。ひょうたんの中に養老の滝を描いた。親孝行息子が養老の滝の水をひょうたんに入れて持ち帰ったところお酒に代わり病気のお父さんが元気になったという養老の滝伝説から、昭和時代には土産物として親しまれ、今も養老鉄道の養老駅やその駅前に多く吊るされる。

販売駅
東海道本線 大垣(おおがき)駅 1884(明治17)年5月25日開業 岐阜県大垣市高屋町一丁目
調製元
小川活三商店 岐阜県大垣市丸の内1の1 (78)3698

【掛紙】ちらし寿司(100円)Chirashizushi
調製年月日不詳 1970's

掛紙

1970年代のものと思われる、昔の大垣駅弁の掛紙。黄色い背景のアイコンたちは、大垣城その他地元の何かを描いていると思う。

販売駅
東海道本線 大垣(おおがき)駅 1884(明治17)年5月25日開業 岐阜県大垣市高屋町一丁目
調製元
玉屋 大垣駅 2065番

【掛紙】御弁当(100円)Obento
調製年月日不詳 1960's

掛紙

昭和30年代頃の、8月21日17時の調製と思われる、昔の大垣駅弁の掛紙。駅弁の名前は新字体なのに、価格が「百園」と旧字体。東京駅と大垣駅を結んだ夜行快速列車「ムーンライトながら」で大垣駅に乗り降りした度に、ここに駅弁があればよいのにと思った。ただ、もし駅弁が残っていても、春夏冬の「青春18きっぷ」の利用期間は人気列車の乗換競争や席取り合戦と混雑で駅弁どころではなく、そうでない期間は利用者が少なかったようで、駅弁があっても売りにくかったかもしれない。

販売駅
東海道本線 大垣(おおがき)駅 1884(明治17)年5月25日開業 岐阜県大垣市高屋町一丁目
調製元
小川商店 所在地の記載なし 3698番

【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1930年3月12日調製 Mar. 12, 1930

掛紙

1930(昭和5)年3月12日の調製と思われる、昔の大垣駅弁の掛紙。親切週間とは1930年代の鉄道省で毎年7日間実施されたキャンペーンで、旅客は親切に、荷物は丁寧に、というサービス向上運動だった模様。この掛紙に描いた標語そのものは、旅客を戒めるいつもの感じ。

販売駅
東海道本線 大垣(おおがき)駅 1884(明治17)年5月25日開業 岐阜県大垣市高屋町一丁目
調製元
永田正孝 大垣駅 連絡先の記載なし

【掛紙】上等御辨當(35銭)Joto Obento
1925年1月17日調製

掛紙

35銭の価格から、昭和14年でなく1925(大正14)年1月17日の調製と思われる、昔の大垣駅弁の掛紙。イラストで大垣城と養老の滝、そして交通案内で谷汲山が、名所として記される。

※2024年8月補訂:販売年の訂正
販売駅
東海道本線 大垣(おおがき)駅 1884(明治17)年5月25日開業 岐阜県大垣市高屋町一丁目
調製元
小川活三 所在地の記載なし 169番