









旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
チキン弁当(900円)Chicken Bento
2024年10月8日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Oct. 8, 2024
1964(昭和39)年10月に発売。現在の東京駅や上野駅で最も歴史が長く伝統のある駅弁。最近では2019年10月に中身をリニューアル。バスケット型とされるオレンジ色のボール紙製容器には、2024年10月から2025年9月までの予定で、チキン弁当60周年限定パッケージとして、上面の右上に昭和時代の日本食堂ロゴを、上面の左下と箸袋にチキン弁当発売60周年ロゴを追加した。
白いプラ製トレー2個に収まる中身は、1個が玉子とトマトのペーストやグリーンピースを振り掛けたケチャップ味のチキンライス、1個が濃厚な味の衣が付いた鶏唐揚、野菜のピクルス、スモークチーズ、レモン汁の袋。御飯や鶏肉に、懐かしい家庭料理のような、ざらついた味がする。
昭和時代の国鉄を知る者にとっては、東京の駅弁といえばチキン弁当。1990年前後のJR発足初期の東京駅弁全面変更の激動を乗り越え、日食(日本食堂)からJD(Jダイナー)を経てNRE(日本レストランエンタプライズ)へのブランド変更、さらにJR東日本フーズそしてJR東日本クロスステーションへの社名変更にも耐え、容器やおかずを少しずつ変えながら販売されている人気の駅弁。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 JR東日本クロスステーション 埼玉県戸田市美女木東1−6−1 0120-658-078 https://foods.jr-cross.co.jp/
東京駅弁「チキン弁当」の変遷メモ
The Circumstances of Chicken Bento
内容は主に、2000年代以降の復刻チキン弁当に添付されたしおりによる。昭和時代の資料と内容が異なることがある。
- 1963(昭和38)年秋
田崎乃武雄「駅弁」(秋田書店)1964年11月では、チキン弁当が1963年の秋に発売されたとする。中身は下段でトマトケチャップの混ぜ御飯にマッシュルームとグリーンピースを散らし、上段は鶏唐揚5個、ミニトマト、酢生姜、パセリ、レタス。
- 1964(昭和39)年10月
日本食堂が200円で発売。容器は二段重ね。
- 1969(昭和44)年
瓜生忠夫「駅弁マニア」(報知新聞社)1969年7月によると、中身は下段がマッシュルームとグリーンピースを混ぜたライス、上段が鶏唐揚5個、ポテトチップス、生姜、パセリ、レタス。
- 1972(昭和47)年
価格は300円
- 1973(昭和48)年9月
調製元が東京都港区芝車町の品川営業所から港区海岸の「日本食堂調理所」に変わる。チキン弁当は一日2500個を製造。
- 1974(昭和49)年
価格は400円
- 1974(昭和49)年
東京駅で販売するチキン弁当の紙箱を、二段重ねから一段ボックスタイプへ変更。上野駅のものは二段重ねのまま。
- 1974(昭和49)年7月
日本食堂調理所と凸版印刷の「チキン弁当」「トンカツ弁当」の二段重ね容器が、日本包装技術協会「’74日本パッケージングコンテスト」の「適正包装賞」を受賞
- 1975(昭和50)年
価格は450円
- 1978(昭和53)年
価格は600円
- 1985(昭和60)年
山と渓谷社「別冊山と渓谷 日本列島駅弁各駅停車」(山と渓谷社)1985年7月によると、中身はトリスープで炊いてケチャップで炒めた御飯と、鶏唐揚、生野菜サラダ、ミニゼリー、マヨネーズ。
- 1988(昭和63)年6月
販売元の日本食堂がジェイ・ダイナー東海を分離。東海道新幹線東京駅で販売するチキン弁当を「チキンバスケット」に変更。
- 1990(平成2)年12月
調製元が東京都港区海岸の日本食堂調理所から荒川区西尾久の「日本食堂調理センター」に変わる。
- 1991(平成3)年
価格は750円
- 1998(平成10)年10月
販売元の社名が日本食堂から日本レストランエンタプライズ(NRE)に変わる。
- 2003(平成15)年
価格は780円
- 2003(平成15)年6月
調製元が日本食堂調理センターから「NRE大増」に変わる。実質的に変わらない。
- 2004(平成16)年2月
販売中止。鳥インフルエンザの流行のため。
- 2004(平成16)年7月
販売を再開。価格は800円。
- 2006(平成18)年12月
チキン弁当クリスマススペシャルを初めて発売。2013年まで継続。2021年にも販売。
- 2009(平成21)年10月
発売45周年記念チキン弁当を発売
- 2014(平成26)年
価格は850円
- 2014(平成26)年秋
「チキン弁当のからあげ」発売
- 2016(平成28)年夏
「チキン弁当のおにぎり」発売。以後も断続的に販売。
- 2017(平成29)年10月
JR東日本の発足30周年を記念し、JR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2017」で「復刻チキン弁当」を発売
- 2018(平成30)年
価格は900円
- 2018(平成30)年4月
調製元がNRE大増から「日本ばし大増」に変わる。実質的に変わらない。
- 2019(令和元)年10月
発売55年記念でリニューアル。
- 2020(令和2)年4月
販売元が日本レストランエンタプライズ(NRE)から「JR東日本フーズ」に変わる。実質的に変わらない。
- 2020(令和2)年12月
JR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2020」で「エリア賞(南関東部門)」を受賞
- 2021(令和3)年4月
販売元がJR東日本フーズから「JR東日本クロスステーション」に変わる。実質的に変わらない。
- 2022(令和4)年4月
「冷凍チキン弁当」発売
- 2022(令和4)年7月
「夏チキン弁当」発売
- 2022(令和4)年10月
JR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2023」で「復刻チキン弁当」を発売、12月に「150年記念特別賞」を受賞
- 2023(令和5)年4月
調製元の日本ばし大増がJR東日本クロスステーションに吸収される。調製所が尾久工場になる。実質的に変わらない。
- 2023(令和5)年6月
この頃までに調製所が東京都荒川区西尾久の尾久工場から埼玉県戸田市美女木の戸田工場へ吸収されたと思われる。
- 2023(令和5)年12月
JR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2023」で「最多応募賞」を受賞
- 2024(令和6)年10月
発売60周年を記念して「チキン弁当デラックス」を発売。
チキン弁当のから揚げ(550円)Chicken Bento no Karaage
2020年3月20日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Mar. 20, 2020
2014(平成26)年の秋に発売、2020(令和2)年2月にこの姿へリニューアル。東京駅で伝統の駅弁「チキン弁当」で使われる唐揚げを4個、紙箱に詰めて売る。この鶏唐揚には、現代のプリプリやジューシーといった修飾語を付けるものとは一線を画す、昭和や洋食の雰囲気があえて維持される。油っぽくざらついた、昔ながらの味が、こんな商品が出るくらい支持されている。価格は2020年の購入時で500円、2022年6月から550円。
※2022年6月補訂:値上げを追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本ばし大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334 https://nihonbashidaimasu.co.jp/
チキン弁当(1,150円)Chicken Bento
2022年10月1日に新宿駅の駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入 Oct. 1, 2022
2022(令和4)年10月1日から、おそらく東京、新宿、上野、大宮の各駅で、期間限定で販売。9月21日から23日まで東京駅の地階で先行販売。日本鉄道構内営業中央会の鉄道開業150年記念復刻駅弁企画により、同月から期間限定で販売された31社34駅弁のひとつ。JR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2022」にエントリー。下記のとおり過去に何度も復刻された、1964(昭和39)年の発売当時のチキン弁当を、今回は2017年10月以来5年ぶりに販売した。900円の通常版も併売。
ニワトリでデザインしたオレンジ色の紙箱に、グリーンピースとマッシュルームを散らしたケチャップライスを詰めたトレーと、鶏唐揚とポテトチップスとガリを詰めたトレーを重ねる姿は、過去の復刻版と同じ。添付のチラシ「チキン弁当のミニ歴史」を更新し、鉄道150年で開業当時の錦絵を使うミニクリアファイルを添付。過去に千円以下だった価格はこれを大きく越え、高くなった。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本ばし大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334 https://nihonbashidaimasu.co.jp/
冷凍チキン弁当(800円)Reito Chicken Bento
2024年11月に通信販売で購入 Nov. 2024
2022(令和4)年4月10日に日本ばし大増がインターネット上で発売した通信販売の冷凍食品「冷凍駅弁アソート」の中身のひとつ。東京駅弁を模した「深川めし」「チキン弁当」「とりめし」各2個を、チキン弁当柄の段ボール箱に詰めて、送料無料で5,000円にて販売した。2023年までに価格を送料別途で4,680円とし、16,000円のふるさと納税対応商品になり、単品でも800円で売り始めた。駅弁売店などの実店舗では買えない。
発売当時は長円形の木質エコ容器に、2024年時点で写真のような白く平たいプラ製トレーに、トマト風味ライスを敷き、玉子そぼろとドライトマトとグリーンピースを載せ、鶏唐揚、かぼちゃサラダ、パプリカ揚、人参煮を添え、まるごと冷凍し、透明な袋に密封し、東京駅弁のチキン弁当と同じ絵柄の紙帯を締める。指示どおり電子レンジで加熱すれば、東京駅弁のチキン弁当の味が温かく少しだけいただける。駅弁の雰囲気が感じられるかは、人それぞれ。
- 調製元
- 株式会社 JR東日本クロスステーション 埼玉県戸田市美女木東1−6−1 0120-658-078 https://foods.jr-cross.co.jp/
【終売】チキン弁当(900円)Chicken Bento (end of sales)
2020年6月6日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Jun. 6, 2020
東京駅弁「チキン弁当」の、2020(令和2)年時点での姿。中身は2019年10月のリニューアル時のものと同じ。箱の絵柄も変わらないが、下記の2019年のチキン弁当55周年ロゴマークにかえて、Since1964のチキン弁当のアイコンがある。箸袋の絵柄も前年のものと異なる。
※2024年12月補訂:新版の収蔵で解説文を手直し
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本ばし大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当(900円)Chicken Bento (end of sales)
2019年10月19日に東武鉄道北千住駅の下りホーム上の駅弁売店で購入 Oct. 19, 2019
東京駅弁「チキン弁当」の、2019(令和元)年10月時点での姿。この月のリニューアルは、発売55周年を記念したものか。バスケット型とされるボール紙箱に「おかげさまで55周年」ロゴマークを入れるとともに、名無しの鳥の絵柄が大きくなった。中身も白いトレーの一方を玉子とトマトのペーストやグリーンピースを振り掛けたケチャップ味のチキンライス、他方を濃厚な味の衣が付いた鶏唐揚、野菜のピクルス、スモークチーズ、レモン汁の袋に差し替えた。
※2021年2月補訂:新版の収蔵で解説文を手直し
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当(900円)Chicken Bento (end of sales)
2016年6月19日に東京駅の駅弁売店で予約購入 Jun. 19, 2016
東京駅弁「チキン弁当」の、2016(平成28)年時点での姿。2019(令和元)年10月リニューアルの前の姿。バスケット型とされるオレンジ色のボール紙製容器の上面では、鶏が小さく、バーコードや食品表示ラベルもここにあった。中身は一方がグリーンピースや玉子そぼろを振り掛けたケチャップ味のチキンライス、他方が濃厚な味の衣が付いた鶏唐揚、ポテトサラダ、スモークチーズ、レモン汁の袋。
※2019年11月補訂:新版の収蔵で解説文を手直し
※2018年8月補訂:値上げを追記
※2016年9月補訂:写真を更新
※2014年12月補訂:値上げを追記
※2011年11月補訂:写真を更新し解説文を補強
※2004年10月補訂:価格の改定を追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当のおにぎり(200円)Chicken Bento no Onigiri (end of sales)
2017年3月11日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Mar. 11, 2017
2016(平成28)年の夏頃に発売か。その名のとおり、チキン弁当がおにぎりになった。ケチャップライスないしチキンライスと、あの鶏唐揚が、三角形に成型されて、同じ形のプラケースに収まる。味はもちろん、チキン弁当のそれ。このイラストの鶏は、鉄道員の制服を着ているのだろうか。調製元が普段のNRE大増でなく、東京駅のエキナカのおにぎり屋になっている。1年間ほどの販売か。
※2020年5月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本レストランエンタプライズ 穂まれや丸の内 東京都千代田区丸の内1−9−1 JR東京駅グランスタ丸の内 03(6268)0937
【終売】チキン弁当のからあげ(570円)Chicken Bento no Karaage (end of sales)
2015年4月17日に新宿駅南口の駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入 Apr. 17, 2015
2014年秋の発売は、東京駅弁のチキン弁当の50周年に合わせたものと思われる。商品名のとおり、チキン弁当に入る鶏唐揚のみ5個を、同じ意匠のボール紙箱に詰める。プラ製の敷物の絵柄と、添付のレモン果汁も、チキン弁当と揃えている。
3個入りは350円。この専用箱ではなく、白い紙箱や透明なプラ容器に掛紙を巻いたり、袋入りで売る光景も見たことがある。NREの駅弁を革新した総料理長が改良を望んだが社内外の?反対で断念した、ざらり、べたりとした旧来の固い鶏唐揚が、こんな商品になってしまい、オールドファンは大喜び。2020年2月にこの5個入りの箱と3個入りの袋を、上記の4個入りへ統合か。
※2020年5月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当のからあげ(570円)Chicken Bento no Karaage (end of sales)
2014年9月27日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Sep. 27, 2014
上記の駅弁「チキン弁当のからあげ」の、2014年の発売当初の姿。当時は専用の紙箱でなく、汎用の白いボール紙箱に掛紙を巻いていた。中身や価格は変わらない。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当のからあげ(350円)Chicken Bento no Karaage (end of sales)
2014年11月21日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋 匠」で購入 Nov. 21, 2014
上記の駅弁「チキン弁当のからあげ」の、3個入りバージョン。惣菜の量り売り向けの袋に、チキン弁当と同じ意匠の掛紙を巻いていた。ここには鶏のイラストが3羽もいる。2020年2月にこの3個入りの袋と5個入りの箱を、上記の4個入りへ統合か。
※2020年5月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当(850円)Chicken Bento (end of sales)
2014年11月21日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋 匠」で購入 Nov. 21, 2014
2014(平成26)年11月21日に購入した、東京駅弁のパッケージ。下記の半年前や、上記の2016年のものと変わらない。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当(850円)Chicken Bento (end of sales)
2014年4月27日に八王子駅の駅弁売店で購入 Apr. 27, 2014
2014(平成26)年4月27日に購入した、東京駅弁のパッケージ。駅弁の容器や中身や値段に変化はない。ケータイ向け商品紹介ページのURLと思われるQRコードが、ふたに加わった。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【終売】チキン弁当(850円)Chicken Bento (end of sales)
2011年2月18日に品川駅の駅弁売店で予約購入 Feb. 18, 2011
2011(平成23)年2月18日に購入した、東京駅弁のパッケージ。2003年のものとの色合いの違いは、スキャナのせいかもしれない。引き続き、パッケージの構造と意匠は変わらない。パッケージと食品表示ラベルで、バーコードの番号が異なるのは不思議。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】チキン弁当(780円)Chicken Bento (end of sales)
2003年3月1日に東京駅の駅弁売店で購入 Mar. 1, 2003
2003(平成15)年3月1日に購入した、東京駅弁のパッケージ。調製元について、後の「NRE大増」の所在地や連絡先で、当時は「日本レストラン調理センター」を名乗っていた。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本レストラン調理センター 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】チキン弁当(780円)Chicken Bento (end of sales)
2001年12月23日にどこかで購入 Dec. 23, 2001
2001(平成13)年12月23日に購入した、東京駅弁のパッケージ。チキン弁当のパッケージの、意匠や構造は変わらない。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本レストラン調理センター 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】ミニチキン弁当(450円)Mini Chicken Bento (end of sales)
2010年3月8日に東京駅の駅弁売店で購入 Mar. 8, 2010
2009(平成21)年12月16日に発売か。上記の伝統の駅弁「チキン弁当」のハーフサイズ。通常版は2区画ある白いプラ製トレーを1区画だけ使用し、グリーンピースと玉子そぼろが載ったケチャップ味のチキンライスの上に、濃厚な味の衣が付いた鶏唐揚2個とポテトサラダを詰める。味は通常版とまったく同じ。
通常版が食べきれなくなったり少しだけ食べたい人に最適のタイプ。NREはJR東日本の子会社のコンビニ「NEWDAYS」へコンビニ弁当を卸しているため、そのままコンビニで売れば駅弁のPRになると思うが、コンビニで時々チキン弁当を売る時にはいつも、コンビニ風のプラ製容器が使われている。現在は売られていない模様
※2016年7月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】復刻チキン弁当(800円)Fukkoku Chicken Bento (end of sales)
2006年4月8日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入 Apr. 8, 2006
2006(平成18)年4月8日と9日に東京駅で開催された駅弁の日記念駅弁大会のために、2日間限定で販売された、東京駅弁名物チキン弁当の復刻版。ケチャップ味チキンライスのトレーと、鶏唐揚とポテトチップスのトレーを重ねて、商品名を書いたオレンジ色の専用紙箱に収める。プラ製フォークに加えてチキン弁当と新幹線の簡易年表が付く。
プラ製トレーや食品表示ラベルなど当時になかっただろうものも付いているが、あまりうまくない鶏唐揚、特段の感想もないケチャップライス、湿ったポテトチップス、唐揚の油が染みた紙フタで、昭和の頃や国鉄時代の駅弁の雰囲気を見事に再現していると思うし、いい味を出している。このような駅弁マニア向けな施策を、大企業NREがよくぞ打てたものだと思った。
添付の年表に記されたチキン弁当の発売時期(1964年10月)は、過去の駅弁紹介本に書かれていない情報だと思う。国鉄の分割民営化で日本食堂もその会社別に分社化されたため、チキン弁当もJR東日本系の日本食堂とJR東海系のJダイナー東海に分かれ、後者は「チキンバスケット」の名で販売が続いたが、今はない。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】復刻チキン弁当(800円)Fukkoku Chicken Bento (end of sales)
2007年4月8日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入 Apr. 8, 2007
上記の駅弁「復刻チキン弁当」の2007年版。ふたにJR20周年マークが付き、しおりの内容がアップデートされた以外は、前年と変わらない。復刻商品だから変えてはならないのだが。復刻駅弁への人気や注目もそろそろ低くなってきた気がするので、来年はないかもしれない。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551
【終売】チキン弁当(960円)Chicken Bento (end of sales)
2017年10月7日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入 Oct. 7, 2017
10年ぶりに復刻された、復刻チキン弁当。今回は2017(平成29)年10月から11月まで、2か月間もの販売。同年同期間のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2017」へのエントリーのために発売か。正方形のバスケット型のボール紙製容器に、白いプラ製トレーを二段重ねにして、下段にケチャップ味チキンライスを、上段に鶏唐揚とポテトチップスを詰めるのは、過去の復刻チキン弁当と同じ。パッケージの絵柄は、過去の復刻版と異なる。添付の年表には、平成29年分の記述が追加された。通常版のチキン弁当も併売。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7334
【掛紙】チキン弁当(400円)Chicken Bento
1974年9月14日調製 Sep. 14, 1974
1974(昭和49)年9月14日14時の調製と思われる、昔の東京駅弁の紙のふた。現在に残される当時の「チキン弁当」の紙ぶたのほとんどに、掲載の物と同様に油汚れのシミが付いていると思われる。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 日本食堂 調理所 所在地の記載なし 連絡先の記載なし
【終売】トンカツ弁当(850円)Tonkatsu Bento (end of sales)
2008年10月13日に東京駅「東日本縦断駅弁大会」で購入 Oct. 13, 2008
2008年10月12・13日の両日に東京駅構内で開催された「東日本縦断駅弁大会−秋−」で販売されたお弁当で、7種が用意された復刻駅弁のひとつ。1980年代の東京駅弁を再現したそうな。現役の人気駅弁「チキン弁当」と同じ構造のパッケージを使用、トレーの片方にカレーピラフ、もう片方にトンカツ4個とポテトサラダを詰める。
1980年代当時の大人気駅弁というプレスリリースを付けて売られたが、チキン弁当と異なり当時の駅弁紹介本や鉄道旅行記にもあまり登場せず、これを懐かしむ声を駅弁資料館の7年間で聞いた覚えはない。風味は野暮ったいだけで不味くはなかったのに、会場で山積みの商品を見たり買い求める客は少なかった。
- 販売駅
- 東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
- 調製元
- 株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551