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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本・JR東海 東京(とうきょう)駅 JR Tokyo Station
2024(令和6)年4月訪問 GoogleMap「東京駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京と日本の中央駅。東海道・山陽・東北・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線、東海道・中央・総武・東北の各線、山手線や京浜東北線などの電車が、一日あたり3000本以上行き交い、100万人以上の利用者で終日賑わう。駅弁はJR東日本やJR東海の子会社のもので約100種類とも、エキナカの商品を含め400種類以上とも、デパ地下の弁当を含め1000種類以上とも言われ、さらに全国各地の駅弁も集まり、こちらも日本最大。1914(大正3)年12月20日開業、東京都千代田区丸の内1丁目。

スジャータ ICE CREAM(270円)Sujahta Ice Cream
2008年8月6日に特急はくたか号の車内販売で購入 Aug. 6, 2008

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コーヒーフレッシュ「スジャータ」で知られる名古屋製酪(めいらく)の高級アイスクリーム。ふちが金色でフタや本体が群青色の紙カップいっぱいに、120mlのバニラアイスが詰まる。購入時はだいたいカチカチに凍っており、少々時間を置けばとても濃厚な風味を楽しめる。

この手の高級カップアイスは通常、スーパーやコンビニで売られるものだが、スジャータのものは東海道新幹線の車内販売での限定商品とされ、これを楽しみにする出張族も多数。一部の在来線特急でも買えることがある。

2015(平成27)年頃からツイッターなどのネット上、SNS上で「シンカンセンスゴイカタイアイス」の名で情報が拡散されるようになった。以後はメディアでも取り上げられるようになり、正式な商品名が「スーパープレミアムアイスクリーム」であること、固さの理由は密度が高いから、などの雑学も拡散した。知名度の向上と車内販売の縮小により、今では駅でも買えるようになってきている。

※2019年9月補訂:雑学を追記
販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
名古屋製酪 株式会社 愛知県名古屋市天白区中砂町288番地 連絡先の記載なし http://www.sujahta.co.jp/

弁当(39年復刻弁当)(450円)Bento
2002年2月15日にさいか屋川崎店の駅弁大会で購入 Feb. 15, 2002

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1964(昭和39)年の東海道新幹線の開業時に、その車内で販売されていた弁当を、2002(平成14)年1月の京王百貨店の駅弁大会に合わせて復刻販売したもの。日の丸弁当風の御飯部と、白身魚フライに牛肉時雨煮と玉子焼や蒲鉾などが入ったおかず部で、当時の価格は150円。

時代が違うとはいえ、当時の高い料金を払って乗車した夢の超特急の車内弁当がこれでは、当時の乗客はがっかりしなかったのか。もっとも当時は12両編成に2両ものビュフェが付いており、そこで簡単な温かい食事を取ることが可能であった。1975(昭和50)年の博多開業時には食堂車も付くようになったが、現在は売店さえ一部の「のぞみ」と「ひかり」にしか付かず、供食態勢は格段に悪化している。

2011(平成23)年3月に愛知県名古屋市で開館したJR東海の企業博物館「リニア・鉄道館」では、これを復刻昭和39年新幹線開業弁当として販売している。価格は2019年時点で840円。

※2019年9月補訂:現況を追記
販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都中央区八重洲1−7−20 0120(919)212 https://www.jr-cp.co.jp/

【終売】モーニングサンドイッチ(550円)Morning Sandwiches (end of sales)
2020年1月25日に東海道新幹線ひかり号の車内販売で購入 Jan. 25, 2020

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東海道新幹線の車内販売で買えたセットメニュー。朝9時までの時間限定で、2切れ入りサンドイッチとホットコーヒーのセットを500円で販売するそうな。写真はコーヒーのサイズアップでプラス50円。ハムチーズサンドとタマゴサンドがプラ容器に入っていた。日本が事実上最後の好景気にあったと思う1990年代、この路線の車内販売ではこのセットの倍額で、300円のホットコーヒーと700円の6切れ入りサンドイッチが、飛ぶように売れていたことを思い出した。このセットメニューは、2023年5月17日限りで終了。同年10月限りで、東海道新幹線でのワゴンサービスでの車内販売そのものがなくなった。

※2024年11月補訂:終売を追記
販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都江東区枝川3−10−8 0120(919)212

【終売】東海道中味くらべ(1,000円)Tokaidochu Ajikurabe (end of sales)
2002年12月3日におそらく東海道新幹線車内販売で購入 Dec. 3, 2002

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広重の東海道五十三次の絵をちりばめたパッケージ。中身はその裏面に記され、東京のあさりご飯、横浜のポーク焼売、小田原の鈴廣かまぼこ、三島のわさび漬け、静岡の鮪の西京焼き、浜松の鰻御飯、豊橋の稲荷寿司、名古屋の味噌カツ、岐阜羽島のしめじと青唐の天ぷら、京都の京風煮物、大阪の塩昆布という具合に、東海道新幹線沿線の名物11種類が9区画のトレーに収まっている、東海道新幹線車内販売限定のお弁当。購入すると鉄観音茶がもらえる。だいぶ前に売り止めた模様。

※2019年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都中央区八重洲1−7−20 0120(919)212

【掛紙】うなぎごはん(1,300円)Unagi Gohan
1996年2月12日調製 Feb. 12, 1996

掛紙 掛紙

1996(平成8)年2月12日の調製と思われる、昔の新幹線車内弁当のふた。当時の東海道新幹線では、ひかり号やこだま号のビュフェで、この容器に白御飯を盛り、ウナギ蒲焼きの真空パックを電子レンジで温めて載せ、車内で販売していた。東京駅や新横浜駅から名古屋駅までノンストップなのに、ウナギの名産地である浜名湖や静岡県内を走行中に、売りに来たりした。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイ・ダイナー東海 東京都中央区八重洲1−7−20 03(3273)2941

【掛紙】うなぎごはん(1,300円)Unagi Gohan
調製年月日不詳 1990's

掛紙 掛紙

1990年代に使われたのではないかと思われる、昔の新幹線車内弁当のふた。上のものと同じだが、色彩と注意書きがやや異なる。調製元のジェイ・ダイナー東海は、国鉄分割民営化の後の1988(昭和63)年に日本食堂を6旅客鉄道会社別に分けたうちのひとつで、2002(平成14)年の合併でジェイアール東海パッセンジャーズとなった。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイ・ダイナー東海 東京都中央区八重洲1−7−20 03(3273)2941

【掛紙】たこ焼(400円)Takoyaki
調製年月日不詳 1990's

掛紙

入手状況から1992(平成4)年頃のものと思われる、昔の東海道新幹線車内商品の紙箱の一部。0系新幹線電車の「ひかり」や「こだま」の車内で販売された商品で、プラ製トレーに収まるチルドのたこ焼きを電子レンジで加熱して、この紙箱に収めてビュフェで提供したり、列車内で売り歩いた。同じような商品に焼売があり、「たこ、しゅう」と呼べば当時の社員やメイツ(アルバイト)が懐かしむと思う。調製元は東京、名古屋、新大阪、広島、新博多の5営業所の連名。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ジェイダイナー東海
東京営業所 東京都中央区八重洲1−7−20
名古屋営業所 愛知県名古屋市中村区椿町7−1
新大阪営業所 大阪府大阪市淀川区木川東3−1−24
広島営業所 広島県広島市南区松原町1−2新幹線西側2F
新博多営業所 福岡県福岡市博多区那珂6−2−6

【掛紙】うなぎなが焼御飯(1,200円)Unagi Nagayaki Gohan
1980年3月13日調製 Mar. 13, 1980

掛紙

1980(昭和55)年3月13日18時の調製と思われる、昔の東海道新幹線車内弁当の掛紙。駅での販売があったかは分からない。中身は鰻重か。かなり高額な弁当。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 ビュフェとうきょう 東京都千代田区内神田2−2−1鎌倉河岸ビル 03(256)4887

【掛紙】Hamburger Lunch(480円)Hamburger Lunch
1974年7月26日調製 Jul. 26, 1974

掛紙

1974(昭和49)年7月26日の調製と思われる、昔の東海道新幹線車内調製弁当の掛紙。駅弁の掛紙と雰囲気は一緒だが、注意書きなどに列車内での製造販売に特有な表現が見受けられる。カタカナ表記は「ハンバーグ」で英文表記は「ハンバーガーランチ」、中身はおそらくハンバーグ弁当であったと思われる。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
日本食堂 株式会社 東京都中央区八重洲3−3 八重洲口会館内 連絡先の記載なし

【掛紙】うなぎ御飯(450円)Unagi Bento
1972年3月31日調製 Mar. 31, 1972

掛紙

1972(昭和47)年3月31日の調製と思われる、昔の東海道新幹線車内調製弁当の掛紙。駅弁の掛紙と雰囲気は一緒だが、調製印や注意書きに列車内での製造販売に特有な表現が見受けられる。新幹線のうなぎ弁当はネガティブな意味で誰もが知る存在であったが、現在は消滅し見ることができない。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
日本食堂 株式会社 東京都港区高輪2−19−13 大阪府大阪市東淀川区木川東之町4−7−2 連絡先の記載なし

【掛紙】弁当(150円)Bento
調製年月日不詳 1960's

掛紙

1960年代に使われたのではないかと思われる、昔の東京駅弁の掛紙。上記の復刻弁当とまったく同じ柄であり、一方で新幹線に関する記述がないので、1964(昭和39)年の新幹線開業の直前頃のものか。ただし、調製元の電話番号や、調製印欄の有無という相違もある。

販売駅
東海道新幹線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
日本食堂 株式会社 東京都港区芝車町80 (441)7271