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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 倶知安(くっちゃん)駅 JR-Hokkaido Kucchan Station
2025(令和7)年6月訪問 GoogleMap「倶知安駅」

駅名標 駅舎 駅構内

小樽駅から函館本線の普通列車で1時間強。倶知安町は北海道の西部に位置する、人口約1.5万人の開拓地。1890年代に開拓され、1904年に幹線鉄道の駅ができ、林業や鉱業や畑作で発展、その後はスキー場からウィンターリゾートが興り、今はニセコへ世界中から観光客が押し寄せる。駅弁は1910年代の大正時代から1980年代の昭和時代末期まで、ここが函館や本州と札幌や北海道を結ぶ幹線鉄道の中間駅だった時代に売られた。1904(明治37)年10月15日開業、北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目。

【掛紙】特製アイスクリーム(10銭)Tokusei Ice Cream
調製年月日不詳 1930's

掛紙

おそらく1930年代のものと思われる、昔の倶知安駅弁の掛紙。このようにかつては、駅弁屋あるいは構内営業者がアイスクリームを調製し販売する時代があった。蝦夷富士こと羊蹄山の姿が美しい。

販売駅
函館本線 倶知安(くっちゃん)駅 1904(明治37)年10月15日開業 北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目
調製元
中山商店 倶知安駅 151番

【掛紙】御辨當(20銭)Obento
1919年4月23日調製 Apr. 23, 1919

掛紙

1919(大正8)年4月23日午前の調製と思われる、昔の倶知安駅弁の掛紙。漢数字の調製印は、大正時代に特有のものに感じる。「大正」の手書き文字は、収集者により書き加えられたもの。後方羊蹄山(しりべしやま)が絵柄と名所案内で記される。

販売駅
函館本線 倶知安(くっちゃん)駅 1904(明治37)年10月15日開業 北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目
調製元
中山待合所 倶知安駅 55番